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この際だから行っておきたい! 「王の男」から「王女の男」まで、 韓国時代劇でお馴染みの あの撮影セット 兼 テーマパーク

  今年の韓国は「全羅北道(チョルラプクト) 訪問の年」なんだそうです。
最近の韓国ではもう聞き慣れた「○○訪問の年」と銘打った観光PRですから、別に特別な関心を持つようなこともないのですが、この「全羅北道」は見応えのある観光地はいくつもあります。
自分もこの地域では「全州(チョンジュ)」を訪れました、そして、自分が撮影地という目的で初めて訪れた「高敞(コチャン)」もここ全羅北道にあります。
  韓国の西側に位置した地域で、鉄道などの交通面なども充実していますから、東側に比べるとソウルからのアクセスも比較的に楽な地域ではあります。
とは言っても、KTXを利用できてアクセスし易い場所もあれば、やはりソウルからバスで3時間以上はかかる場所もあるわけです。

  その全羅北道にある「扶安(プアン)郡」、西側の海に面していて、ちょうど高敞郡の北側にあるのですから、自分としては近くまで行っていながらまだ未開の(?)地となっている中途半端な場所です。
そんな観光ルートとしては中途半端な場所に、自分としては以前から気になっていたテーマパークがあります。
そのテーマパークの名は「扶安映像テーマパーク」

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  以前の「推奴(チュノ)」の撮影地などでちょくちょく名前は出てきていましたが、なぜだか後回しになってしまってまだ行ったことがないという、〝韓国の撮影地おバカ〟の自分としては、「ここへ行ってないというのはちょっと片手落ち、名折れじゃないか」と思っている場所なんです。
  ただ自分の場合は、滞在期間の少ない数日のうちに多くを見たいという欲張りな人間なので、その目的地の近所に別の名所があればそれも見たい、次の目的地に移動ができればしておきたい、そんなふうに思ってしまって、これまでは二の足を踏んでいました。
でもまあ、「全羅北道訪問の年」でもあるし(笑)、しかも最近話題の「王女の男」や「根の深い木」も関係してくるとなれば、ちょっとばかり放ってはおけないという気持ちにもなってきています[わーい(嬉しい顔)]

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  さて、この「扶安映像テーマパーク」、こうした撮影のセットを兼ねたテーマパークとして2005年の夏にオープンしました。
2万7千坪という土地の中に専門家の考証のもと、宮廷、工房(昔の土木担当官庁)、漢方村、両班の屋敷、市場街などが築かれ、中でも宮廷の建物は、「景福宮」や「昌徳宮」などの建物を3分の2の大きさに縮小して建てられたという優れものとしてスタートしました。
  画像などから見た印象としては、「聞慶KBS撮影所」の雰囲気に似ているような気がします。
なんでも、 完工に2年半をかけ、70億ウォン(当時の約7億6千万円)を、全羅北道と扶安郡がそれぞれ20億ウォン、施設運営者であるKBSアートビジョンが30億ウォンを負担したという、馬鹿にならない金額をかけた施設なんです。
  当時は、『太陽人李済馬(テヤンイン・イジェマ)』、『不滅の李舜臣(イ・スンシン)』、そして映画の『王の男』を撮影していたという話題の撮影セットでもあったわけです。

映画「王の男」
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  それから時が流れはしたものの、撮影セットとしての役割は今でも健在で、『イ・サン』、『一枝梅(イルジメ)』、『ファン・ジニ』、『快刀ホンギルドン』、『推奴』、『タムナ』 などなど、日本ではお馴染みのそうそうたるタイトルが並ぶという、ここを利用して撮影された韓国時代劇は数えきれないほど。

  そしてここからが肝心なんです(笑)
もちろんのこと昨年に韓国で話題になり、日本でもこれから人気ドラマに数えられるであろう、『王女の男』や『根の深い木』の重要な撮影地にもなっているんです。
ここ最近では映画の『私は王である』なんてのが撮影に使っていたようです。

  画像を見れば何度が見かけている場所のような、そんな気がしませんか?
ここ「扶安映像テーマパーク」の特徴は、広い敷地の中にデンと構えたこの王宮の姿です。
広い空間の中にひとつだけあるようにも見えるこの王宮、多分何度か目にしていると思います。

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  もうひとつここの特徴で分かりやすいのが、こういった撮影セットは外観の撮影が殆どで、内部はスタジオというのが多いのですが、ここのこの内部にある場所は、いくつものドラマや映画で目にしているはずです。
まるで中国の宮廷のように、玉座が上にドンッと構えている光景、そうですよ、最近も見ましたね、「王女の男」の特番でも登場してましたから、ドラマが始まったら嫌でも目に付くと思います。
この玉座のあるシーンを含めた前後の宮廷シーンのあたりは、きっとこの「扶安映像テーマパーク」のはずです。

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  古くは「王の男」から今度は「王女の男」まで、老舗の撮影セットを兼ねた時代テーマパークである「扶安映像テーマパーク」、「聞慶KBS撮影所」ともども〝KBS〟の撮影セットが、熱く注目されそうなこの頃なんです。
しかし、上にも書きましたが、2005年に築かれていますからいつその姿を変えるかしれません、今ある姿を、この再びの注目期に見ておくのもいいかもしれないと考えている次第です。
  この「扶安」へはソウルからの直通バスで3時間半くらいですが、自分が行くとしたら、またKTXを使って「大田」拠点か「井邑」からのアクセスも考えたいと思っています。

   韓国観光公社
     http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TE/TE_JA_7_1_1.jsp?cid=282047
   扶安郡紹介サイト
     http://www.buan.go.kr/jap/01intro/intro_01.jsp

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