SSブログ

韓国時代劇のメッカ「聞慶道立公園」 朝霧の中の風景とドラマシーン ①

  落としてしまった失くしてしまったものは仕方がないので、タバコは吸えないので缶コーヒーだけ飲んで、霧に薄く包まれたちょっと肌がひんやりする「聞慶道立公園」を、また前回と同様に「第二関門」の「鳥谷関」まで歩いていくことにします。
まだ「KBS撮影所」は営業時間前ですから、前回とは逆にその前の散策を楽しみます。

  少し歩けば、もう「第一関門」である「主屹関」のある広大な場所が目の前に広がります。

  前回よりもより広大な風景として映るのは霧のせいなんでしょうか?
以前よりもはるかに広大な場所が目の前に広がっているような気がします。

DSCN0078.JPG

  この公園の入り口にある銅像を見ていた(自分は二度目はいいので無視でしたが)韓国グループの中年さん、何を思ったか急に声をかけてきました。
なんやら言うのですが、当然普段の会話なんかできない自分ですから、
  「ごめんなさい、わかりません」と答えるしかありません。
そうしたら声をかけたおじさんを始めとした全員が、あからさまにギョッとした様子で自分を見つめます。
もう韓国じゃ日本人なんて珍しくもないだろうに、いまだにこうなんですよね。

  そうしたらそのおじさん、指をさして傍らにあるものを見てきなさいというような素振りをしますから、自分はそのグループからあえて離れてそちらへ行くことにしました。
  始めから言われるまでもなく、自分はその傍らにある大きな物体に興味津々ではあったんですけどね。

  それは、よく高句麗の時代なんかの時代劇で見かける、太古の戦車のようなものです。
全部が木材で造られているのですが重厚さがありますよね、よく画面の中では見ていたものも、実際にこうして目にすると迫力が感じられます。
昔はこういうもので城壁を壊したりよじ登ったりと、最新鋭の武器として実戦に大活躍していたんでしょう。
  現代の大型の建設用重機やら戦闘車両の原点のような姿をしています、多くのものはこうした戦、戦争というものから生み出されてきたのかもしれません
  とにかく、ここではまた新しいドラマの撮影が最近もされていたのか、されているのか、韓国の歴史ドラマの中でここの風景がまた見られそうな予感がします。

DSCN0082.JPG

  辺りに立ち込める朝霧は消える様子はなく、ぼんやりと視界を遮るように覆っています。

  初めは「せっかくの聞慶セジェの風景がはっきり見えないよ」という、ちょっとばかり霧を恨むような気分でいたんですけどね、だんだんと気持ちに変化が出てきます。
     広大な場所をうっすらと覆うような霧の風景、
     霧の中に浮かび上がる堂々とした「主屹関」の姿、
  そして何よりも、きれいに整備されながらも風情を感じさせるセジェの道ながらが、少し先は霧でぼんやりと消されていく姿が、なんとも言われぬ幻想的で情緒ある姿をかもし出しています。
画像ではその微妙な霧の様子は再現できないでしょうが、肉眼ではそれを捉えることができますから、皆さんがこの画像を目にする以上の感覚の中にいます。

  そして、いつの間にやら霧が出ていたことを、喜びに変えていた自分がいました。

DSCN0110.JPG

  このブログのために韓国の皆さんの画像などをよく目にしている自分ですが、こうした霧の中の「聞慶セジェ」の姿は見たことが無いような気がします。
  「もしかしたら、とっても貴重な風景を目にしているのかもしれない」

  紅葉の美しさは目にはできませんでしたが、また違った「聞慶セジェ」の姿に出会えました。
  では、「善徳女王」の最終回でお馴染みの「主屹関」から、「済衆院」で登場した「鳥嶺院址」を越えた辺りまでの画像をまず整理しました。
   


共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。