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〝ホドンの高句麗〟の使い方で、『幻の王女チャミョンゴ』を見る目が変わった

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  「加恩SBSオープンセット」、ここは元々はこのドラマのために造られました。

  大作なのに、戦闘シーン以外は魅力がなく、とっても不自然な主役交代をしたという、自分の中ではワーストとして凄く印象に残っているドラマ「淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)」です。
あのドラマのために、これだけのセットが造られていたというのが、意外性以外の何物でもないというのが正直なところ。

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  同じ試合のシーンなのに、対決している所は晴れていて、周囲の見物人は雪の中という、もの凄い冒険シーンを見せてくれたドラマで、それは後の「済衆院」なんかにも活かされ(?)、韓国の時間に追われるドラマ制作の典型のようなものとして、かなりインパクトがあった[わーい(嬉しい顔)]

  それ以来、どうもSBSはかなり冒険シーンが多いというイメージがあったけど、現在放送中のドラマ「幻の王女チャミョンゴ」では、ちょっとそんなイメージを覆してくれた。

  この加恩のオープンセットを訪れてから、最近の録画してあった「チャミョンゴ」を大急ぎで観て〝ウーン〟とうならされたことがあるんです。
  それは、高句麗の場面では徹底してこの「加恩」にこだわっていること。
自分たちのような素人なんて、いろいろ見て来ている自分でさえ、なかなか区別がつかない撮影セット、どこも似たようなものが多くて、宮殿とかの目立つものは別にして、その他の民家とか周囲のものなんてわかりゃしない。
ドラマの「楽浪」だろうが「高句麗」だろうが、同じような場所を使ったって区別なんてできそうもない。
  ところがこのドラマ、ここ数話は高句麗のシーンが多かったが、それを観た限りでは、「高句麗」のシーンではこの「加恩オープンセット」のものをうまく使って撮影しきっているように見える。
「楽浪」でのシーンで、この加恩を使っているシーンが見受けられない。

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  「楽浪」と「高句麗」という国の違いを、きちんと撮影セットにもこだわってるってところ、なかなかだねえって感想を持ちました(笑)
このドラマって丁寧に製作しすぎたのかもしれないですよね、ストーリー展開なんかも長いドラマを想定してたから、丁寧にやりすぎちゃって初めの頃は裏目にでちゃったねえ、ってことも言えそうだったりするのかも?
子役の人選においてはその限りではありません(笑)
とにかく、ここ最近の回を見た限りでは、そんな国の違いのこだわりを丁寧に製作しているってことで、ちょっとばかりこの「幻の王女チャミョンゴ」というドラマ、これから終盤へ向かう展開に注目してみようかと思います。

  それよりも何よりも、自分が見てきたばかりの「加恩オープンセット」が、まだ旬のうちに見られるという数少ない時代劇なんですから、少しばかり楽しみを見出したぞってことで、嬉しさを隠せない自分の方が大きいんですけどね[手(チョキ)]





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「SBSオープンセット」〝幻の王女… ホドンの高句麗〟行きモノレール

  やっと残してあった11月29日の続きが書けます。

  最近の「幻の王女チャミョンゴ」をまとめて観ましたよ、今回は「見る」ではなく「観る」です(笑)
これまでは早送り中心でしたが、このところの6話分ぐらいはじっくりと観賞させてもらいました、そしたらいつの間にやらおもしろくなってる。
  女どもの陰謀ばかりをチンタラやってたから視聴率が悪かったんだよ、こんなテンポの展開でやってりゃもっと変わってたかもよ(?)とかなんとか思ったりして。

  そして旅行の方に話を戻しますが、こちらは「韓国KBS」の撮影所の見学を終えて、「済衆院」とか「成均館スキャンダル」とかが撮影された場所をじっくり見てから、「聞慶(ムンギョン)セジェ」の駐車場へとやってきました。
ここからバスで「聞慶バスターミナル」へ戻るはずが、時間は11時52分、バスが行ったばかりときてる。
昨年ここで撮った時刻表を、きちんと確認しとけばこんなことはないんですが、1時間に1本ってことしか頭に無かったから…そうしたら12時台だけはバスがないんですねえ。
待ち時間が勿体無いということで、行きに乗ったタクシーの名刺を取り出して電話しました。

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  タクシーが来てくれます、5分ほどで…早すぎでしょう。

  まあね、早いにこしたことはない、運転手さんが「バスターミナルか?」というようなことを言いますから、紙を見せますハングルで「加恩石炭博物館」と書いてある。
なんやらここからグルッと回って中途半端な場所にある、っていうようなことを言ってるようです、よく解りませんが多分(笑)、ですから自分は「うんうん」といい加減な相槌を打っておきます。

  20分かそこらかかったのかな? 料金は22,000Wちょっと、運転手さんは2万でいいと言いますから支払うと、チケット売り場まで同行してくれて、チケット売り場のおばさんと何やら言い合いをしてます。
  きっとこんなことでしょう
   「石炭博物館へ行くハングルだったから、石炭博物館のチケットでいいだろう」
   「いや、日本人ならきっとSBSのオープンセットだからあっちだよ」 
  どうも言い合いは続きそうだ、SBSと聞こえたところで自分がストップをかける 
      「SBS」

  やっと決着しました、「だったらモノレール乗り場でチケットを買っとくれ」ってな感じです。
運転手さんがまたまたそちらへ付き合ってくれてチケットを購入、すぐのモノレールに乗れそうです。
そうしたら運転手さん「ここで待ってるから」って…なるほど、親切にあっこっちしてくれたのはそんな理由だったんですね。
でもまあ、帰りにタクシーを呼んでもらう手間は省けるから「OK」したんですが、結果的にはこれが〝リベンジの種蒔き〟をしちゃうことになろうとは、そん時は思いもしませんから。

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  モノレールったってケーブルカーみたいで、でもレールが1本で、牽引がないから「モノレール」なんですよね。
終点まではすぐでした、眼下には「石炭博物館」が見えます、普通ならあちらが観光のメインなんでしょう。

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  終点に到着、ドアが開いたすぐ目の前に、あります、時代劇のオープンセットへの入り口が、そこには「幻の王女」やら「千秋太后」などのパネルです。
午前中の「韓国MBC」から、今度は「韓国SBS」ですよ、そしてそこから見える大きな屋根、それが「幻の王女チャミョンゴ」の高句麗の宮殿なんです。

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「韓国一人旅」 韓国の〝モーテル〟ってけっこういい!

  ちょうど一ヶ月前の今頃は聞慶(ムンギョン)にいたのが嘘のようです、タバコのライターを求めてコンビニ探しをしていた時間ですね、今の時間だと(笑)

  さて、以前にも少し書きましたが、今回の旅行では超格安の宿泊施設、日系のビジネスホテル、そしてモーテルという三種類での泊まり比べみたいになってしまいました。
三軒目のモーテルは偶然なんですけどね、自分は「楽天トラベル」で、格安の普通のホテルを予約していたつもりだったのですが、行ってみたらバリバリのモーテルだった…みたいな。

  価格帯は最初の格安が2,100円くらいで、他の二件が4,200円ぐらいという、ショッピングやエステなどで韓国を訪れる皆さんには、とうてい想定すらできない範囲のものなんでしょうが、一人であっちこっちするとどうしても高くついちゃいますから、安く安く寝られりゃいいってことになってしまいます(汗)

  ところがどっこい、その〝寝られりゃ〟ってのが満足にできなかったのが最初の格安ホテル、ホテルとは呼べないですね、あれは…
部屋の広さは3畳ほどという中に、トイレまで入ってますからね、そしてそのトイレの便器の上にシャワーが付いてるってもんです。
ベッドはチビの自分がギリギリ、ということは、一般のそこそこの身長の方なら足なんかは伸ばせません[ふらふら]
自分はその辺はコンパクトにできてますから(笑)大丈夫なんですが、とにかく初日は寝られない状態で〝仮眠〟以下でした。

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  その理由はとにかくうるさい、です。
そこはキャバレーなんかが林立する地域だったんです、夜中に酔っ払いのでかい声が響き、車のドアの音が響き、ホステスの甲高い声がひっきりなしという、ウトウトする度に起こされるといった感じで、あれは死にそうな人でもこの世に引き戻されちゃうんじゃないですかねえ。
  モーニングコールはフロントのお兄さんがドアを叩いてというものでした。
  唯一よかったのは、そのお兄さんがやさしかったということと、外出は勝手、チェックアウトも鍵をボックスに入れておくという手間いらずのことと、最初にくれた缶ジュースがおいしかったこと[わーい(嬉しい顔)]
自分は酸っぱいのが苦手で果汁何パーセントというのは飲めない、そこのは安物ですから子供の頃に飲んだバヤリースオレンジなんてのを思い出しました、安物向きの自分にはその辺だけはぴったんこの飲み物サービスでした(笑)

  二件目の日系ビジネスホテルは、日本と変わりません、寝るだけの素泊まりにはやっぱり楽でいいです。

  三件目が、例のモーニングコールを忘れられたモーテルです。
二泊目も別の従業員にたのんだんですが、フロントで電話セットする方式だったんですよ、それを忘れるなんて、初日のお兄さんはよっぽどだったんでしょう、やっぱり頼りなさって顔に表れるものなんですねえ[わーい(嬉しい顔)]
  建物の造りには最初は違和感がありましたが、慣れりゃどうってことない。
むしろモーテルっていいよね、何もかも揃えてあるし、整髪料から歯磨き、そして避妊具に至るまで(笑)

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  飲み物なんて、缶コーヒー、ジュース、ミネラルウォーターと三種類、二泊目には飲んだ物が補充してある。
インスタントコーヒーもありましたけどね、ここのは引っ掻き回すのも付いてた、ただ、グラスしかないし湯をポットで沸かすのが面倒で飲まなかったけど、冷蔵庫の物は夜と朝においしくいただきました[わーい(嬉しい顔)]

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  床はオンドル、バスローブも完備、タオルもでっかいの普通のといっぱい、だって普通は二人で寝る部屋ですから、それを一人で使えるってことでバンバン使ってきました。
  しかも、二泊目にはまたきちんとベッドメーキングはしてあるし、掃除はきちんとされてるし、タオルだってもちろん大量にクリーニング済みに取り替えてあるし。
何よりいいのがバスタブが広いってことです、やっぱり日本人にはバスタブがあるってのがいいですよね。

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  そんなわけで、韓国では下手な格安ホテルに泊まるよりも、4,000円出してモーテルに泊まった方が、そこらの旅行社のなんとかクラスよりも快適ってことも言えそうですよ。
モーテルは三度目なんですが、どこもやっぱり備品は行き届いてるし広いし、風呂も広いしで、タオルとかシャンプーとかっていう荷物も必要なし、ちょっとばかり持って行く荷物も減らせます。
  ちなみに、今回の旅行、自分はタオルは持って行きませんでした、潔癖症の方はそうはいかないかもしれませんが、多少のことは気にしないっていう方は「モーテルって案外いいよね」

  今後の韓国旅行、自分は4,000円代のモーテル中心の宿選びをしまーす!

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【韓ドラ雑記】 HDDの容量が今から心配? 超楽しみなドラマ「ジャイアント」

  ちょうど一ヶ月前に終えてきた(早い!時間が過ぎるのが)韓国旅行の話題が続いてますが、ちょっとここでドラマの話題を入れたいと思います。

  このところ韓国時代劇の新しいのがないですねえ、古いのが繰り返し放送されていて、なんでも1月にはあの「ホ・ジュン」のファンミーティングがあるんだとか、どうも新作が無い中、古き韓国時代劇を再び甦らせるような傾向にあるようです。

  そんな中、番宣で見た方もあるかと思いますが、やっとBSで観られるという大作ドラマがあります、これは自分が日本で普通に見られたらいいなと、前々から願っていたドラマのひとつなんですよね。
完全な時代劇ではないのですが、以前の「エデンの東」に近い時代背景の1970年代が舞台になっているドラマ、それが「ジャイアント」です。

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  では、完全な時代劇ではないのになぜ自分が楽しみにしていたか?といえばもちろん〝撮影所〟がらみなんです。

  昨年の5月29日のこのブログ記事でチラッと書いてますが、「陜川(ハプチョン)映像テーマパーク」に昨年訪れた際に、ここ最近でこの「陜川映像テーマパーク」で撮影されたドラマとして少し紹介しています。

  自分が訪れた昨年の5月頃にはまだ少しだけ、「陜川映像テーマパーク」を使用して撮影されていたドラマのひとつです。
ちょうどあんな頃は「済衆院(チェジュンウォン)の撮影が終わり、主に撮影されていたのが「戦友」というドラマ、そして撮影のピークは終えてはいたものの、まだ少しだけ残り分の撮影で使っていたのがこの「ジャイアント」なんです。
ですから、自分が見てきた「陜川映像テーマパーク」は、「戦友」とこの「ジャイアント」という二つのドラマの背景ということになるわけなんですね。

  そして確認はできてはいないのですが、この「陜川映像テーマパーク」とともに、こんな時代背景には欠かせない存在だった、閉鎖されてしまった「ファンタスティックスタジオ」だって、もしかしたら使われている可能性だってありますから、自分にとっては俄然楽しみなドラマということになります。

  さてこの「ジャイアント(巨人)」というドラマ、実はあの「トンイ」とぶつかり合ったという、韓国SBSの20周年記念というドラマなんです。
60話という大作なんですが、10%そこそこの視聴率から出発したものの、どんどん視聴率が上がり、終盤には30%超え、最高は40%も超えたということで、「トンイ」や後の「逆転の女王」を苦しめたどころのドラマじゃない。
どんどん視聴率が上がるというのは、もちろんストーリー展開から目が離せないということで、もう今から楽しみで楽しみで。

  現在おいらっちのレコーダーには、「製パン王キムタック」が連続録画に入っておりまして、まだ一度も視聴してませんが、これを録画しようと思ったのは、あの聞慶(ムンギョン)にある、今回の旅行で訪れた「加恩」なんて場所も、撮影場所に入っていたという…なんとも単純な動機(笑)
それに続くのがこの「ジャイアント」ということなんですが、ハードディスクの容量が心配ですから、ちょっと確認しておかなきゃって、今からソワソワしている自分です。
とにかく自分がドラマを観るきっかけは、撮影所や撮影地がらみという、本当に分かりやすいきっかけです。
  ではでは、どこで何時から放送されるかと言えば、BSフジで1月12日から毎週月曜~金曜の13時05分なんですね、こんな時間帯は録画しかないじゃないですか、容量が大丈夫かなあ(?)なんたって60話ですもんね。
ただ不満なのが〝吹き替え〟らしいってこと、こんな時間帯のものは生の声で放送してほしいものですけどね。

  http://www.bsfuji.tv/top/pub/giant.html


DVDの宣伝ですが…


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〝平凡な川〟へと変わっていく「清渓川」もいいもんだ

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  自分が都会のど真ん中に復活した「清渓川」を見たのは2008年の1月、冬だというのに昼間も、まだイルミネーションが残る夜も大勢の人がいました。
踊りを踊ったり、歌を唄ったり、復活した川を楽しむような人たちで溢れていたのですが、今回も同じ冬、でもがらりと光景は変わりました。

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  派手なイルミーネーションなども少なくなり、それとともに人の姿もめっきり少なくなりました。
都会の真ん中にしては暗すぎやしないか?というくらいの川沿いの風景の中を、ジョギングをする人、デートをするカップル、子供連れで散歩をする家族、以前とはこの川沿いを行き交う人間模様もすっかり様変わりしています。

  そして「清渓川」自体も一見すれば寂れたねえって思いがちですが、自分としたら川本来の姿を取り戻しつつあるなっていう感想です。
以前なら観光客がその光の中で写真なんかを撮っていた投影される光も、今は誰も足を止める人は無く、寂しく照らし出されていますが、もう〝都会に戻った川〟を珍しがる観光客の川ではなく、ごく普通に生活をする人や、勤務を終えたサラリーマンが疲れを癒しながら歩く川になってきています。

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  ソウルという大都会の高速道路の下に眠っていた川、考えてみれば本当に珍しく大胆な発想のもとに甦ったこの川が、本来の生活の中にある〝ごく普通の川〟の姿を取り戻しつつあるようです。
観光客の脚光なんか浴びなくったっていいじゃないですかねえ、大都会の真ん中に、きれいな水の流れる〝ごく普通の川〟があるって、それだけで凄いことなんだから。

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「イ・サン」の親孝行の行幸の絵でも、もう要らねえ、もううんざり

  今回の旅行は、過去の心残りを少しでも解消してこようという目的も一部にはあって、やたら〝リベンジ〟という言葉を使っています。
  慶州から始まって、いろんなリベンジをなんとか果たして、最大のリベンジ、昨年は申し込みすらできなかった「板門店ツアー」も無事に参加して見学することもできました。

  そしてソウル市内にもたったひとつ、これまで訪れていながらも見ていなかったという、トリビアの種ならぬ〝リベンジの種〟が残っていました。
それがあるのはソウルの中心を流れる「清渓川」、その一隅にある「世界一のタイル画」だといわれる『正祖班次図』
  早い話が、あのドラマ「イ・サン」の中で、母親である恵慶宮(ヘギョングン)さんの還暦祝いも兼ねて、父親の思悼世子(サドセジャ)さんのお墓参りに出かけた、水原への8日間の大行列を描いたとされるものですね。

  使われたタイル画の数5,120枚、そして長さが186mというから凄いに違いない、‘どんだけー?’のものなのか一度は見ておかねばなどと、いっぱしの文化人のはしくれ気取りでいたんですが、頭の一部分を見ただけで「要らねえ、要らねえ、もう要らねえ」という、やはり文化人の箸にもかからない、ただの〝韓国時代劇好きのおっちゃん〟で終わりました[ふらふら]

  ですから、韓国時代劇好きの凡人としますれば、あのドラマ「イ・サン」の一場面にも登場したということと、同じく「風の絵師」の金弘道(キム・ホンド)さんが総指揮をとって描かれたという、ただこれだけの見学価値しか持ち合わせていない人間です。
この原本なんかは、「ユネスコ世界記録遺産」に登録された「朝鮮王朝儀軌」の中にも収められているという、作品価値は非常に高いものらしいです、しかもそれを世界一のタイル画にしてしまったっていう、考えようによっては凄いものが簡単に見られるわけなんですが。

  ところが、韓国時代劇的な価値しか認識できない自分ですから、
    「ドラマの一場面のあの行列はこんなに長かったんだねえ」ということと、
    「金弘道(キム・ホンド)さんが画いたのはどの辺なんだろうねえ」
    「正祖さんは、王様だから描かれてないらしいけど、恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは
     どの輿だろうねえ」

 興味ったらそれぐらいです。
あとは「なんでこんなに長ったらしいねん、同じような絵ばっかり並べよってからに」っていう感想です(笑)

  暗くなった「清渓川」をジョギングやらウォーキングする人らが、写真を撮っている自分を不思議そうに眺めていきます。
「なんでこんなのを熱心に写真なんか撮ってるんだろう?」ってな顔して、人の顔を眺めながら通り過ぎて行きます。

「うん、分かる気がする、自分も韓国時代劇に関係してなきゃこんなもん撮りゃしない」

  どれだけうんざりするくらい長いかといえば、
  行列の最後尾がこれで
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  上の画像の見えなくなっている続きがこれで
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  先頭の部分から上の画像の切れてるところまでがこれ、
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  もうもう、うんざり気分も理解していただけるのではないかと…

  だから自分は、「多分この辺に本来なら正祖さんがいて、母親の恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは輿だからこの辺にいるんだろう(?)という場所だけ画像におさめてきました。
これだけを見てるだけでも〝うんざり〟してくるのは自分だけ?(笑)

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公演「karma(カルマ)」舞踏と武道、韓国の伝統と洋、詰め込まれた高度な技

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  ソウルの中心部をぶらついて時間潰しをして、次に向かうは今回の旅行3つ目の公演「karma(カルマ)」
市庁駅から地下鉄2号線で一駅「忠正路(チュンジョンノ)駅」で降ります。
ここも場所は簡単で、この駅の7番出口から接続されている「救世軍100周年記念ビル」に入っている「カヤ劇場」

  受付はそのビルの1階なんですが、ちょっと造りが違いまして、地下からだとふたつ階段を上がることになります。

  チケットボックスで「コネスト」の予約バウチャーを出します、くれたのはチケットだけ。
   「ンッ!?、ボールペンは?」と訊ねますが、その女の子は日本語が分からない、奥に声をかけて責任者の男性を呼んだようです。
その方に「ボールペンはもらえないの?」と聞くと、女の子に「コネスト?」と確認し、女の子が頷くと奥からボールペンを持って来て、「受付がよく理解してなくて申し訳ありません」と、きちんとした日本語できちんとした応対だ。
まるで日本人みたい、そんな印象を受ける。

  「コネスト」で予約すると、ボールペンがもらえることになっていた、もらえなくても別にどうってことはないが、やはり気分的によろしくない(笑)ってことで確認したのだが、このボールペン、帰りに土産として1万ウォンで販売されているものだった、太っ腹だねえ! っていうか、「コネスト」の力って偉大なんだねえって関心する[わーい(嬉しい顔)]
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  さて、肝心の公演の方ですが、パフォーマンス的には言うことなしです。
ところが自分は後悔しました、この「カルマ」は次回にして、えりなーさんご推薦の「マリオネット」にでもしておけばよかった。
  この「カルマ」が悪いというのではなくて、一番最初に慶州で「MISOⅡ」を観てしまったのがよくなかったのです。
ジャンル的な系列がよく似てしまったから、どうしても「カルマ」の舞台や照明がちゃちに見えてしまう、板敷きの狭い舞台の上でこじんまりした舞台セット、そんな感覚になってしまうんですねえ、この「カルマ」だけを観賞していたなら、受ける印象はまったく別のものになっていたことだと思います。

  演じられる内容はすばらしいものがありました。
男性は力強い古武道を取り入れ、女性は朝鮮の伝統舞踊やバレエを取り入れ、そして終盤では見事な太鼓によるサムルノリの演奏など、どれをとっても〝ブラボー〟な内容です。
男性は力強い動きを繰り返し、一連の動きが終わると胸が上下するほどの激しい呼吸をしているくらい、しかしまた次の動きへと移る、すばらしい技の連続です。

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  この公演の特徴のひとつに影、シルエットをうまく使っている点が挙げられます。
前半はちょっと動きや見せ場が同じ繰り返しのようになってしまって、ちょっと飽きがきたところでシルエットが登場。
投影されるシルエットと、生身の人間の武道対決です、その影と人間の激しい対決なんですが、影の方もきちんとした武道の技なら、生の人間ももちろんそうです、それがまったく動きに狂いが無いどころか、ぶつかり合う効果音までがぴったり、「合わせるのにどれだけ練習したんだろう?」と、まったく別な感心をしてしまいました。

  そして別の場面、殺されてしまった太陽の神「カリス」と、月の女神「アリア」がダンスをします。
バレエのような華麗な男女のダンスなのですが、違うのは影、そうなんです、その女性は姿の見えない相手と踊っているということで、たった一人でのデュエットをしているのです。
しかしその後ろには、シルエットで男女二人が踊っている姿が投影されています。
その実際の女性と、後ろの二人のシルエットの動きが同じ!しかも後ろの影との距離感までもが絶妙です。
 この演出には「まいった!」です。

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  あともうひとつ、シーンが変わる継ぎ目に、四君子(梅・蘭・菊・竹)と呼ばれる水墨画が直にスクリーンに描かれていきます、これは実際にその場でのペイントです、だんだんに美しい水墨画が描かれていきます。
ただ惜しいことに、左下のスクリーンではこのすばらしい水墨画が描かれていくのに、同時に右上にストーリー解説も出てしまう、自分は絵に夢中で、まったく解説は読めず仕舞いでした、これはちょっといただけなかったです。

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  パフォーマンス的には見所が満載、しかも洗練された武道の動きだったり舞だったり、でも、どうしても照明や光の使い方、舞台上のセットに、幻想的なファンタジーとしてはちょっと物足りなさを感じてしまいます。
きっと先に「MISOⅡ」を観ていなかったら、こういう物足りなさも感じることなく、素直に拍手喝采だったかもしれません。
  ぜひ複数の公演を観る場合は、楽しめ方がまるっきり違うジャンルの組み合わせをお勧めします。


  では、「カルマ」の公演資料です、ここもカタログが販売されてましたので購入しました。
ところが、中の画像が公演以上に幻想的なファンタジーになりすぎていて、舞台上の参考にはなりそうもありません。
こんな感じです。
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ですから、上の参考画像とストーリーは「コネスト」さんのをお借りしました。
ここから下の資料画像はパンフレットからとなっています。

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【ストーリー】
それは檀君神話が誕生する以前の大昔…。太陽神カリス王と月の女神アリア、そして四方神である青竜、白虎、朱雀、玄武たちが天上の秩序を維持していました。しかし玄武が権力への欲心とアリアに対する恋情からカリス王を殺害し、無限の能力を与える赤い実を奪います。カリス王が亡き天上はバランスを失い、混乱に陥ってしまいます。

アリアと三方の神々は、カリス王を復活させ天上の平和を取り戻すために玄武と戦います。アリアと三方神たちの発散するエネルギーに宇宙のエネルギーが集まり、永遠の命の象徴である永生草が咲きカリス王は復活します。そして再び天上の平和と秩序を保つため、カリス王たちは玄武を許し武術と知恵を使って赤い実を破壊します。

再び平和が訪れ天上は美しい色に輝きます。カリス王たちは喜びの祝福をあげ、新たな建国神話の誕生を予告し幕は下ります。
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「光化門」広場」は〝満開の警察官〟で「ああ、きれい」って、んなバカな!

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  夜の「光化門広場」周辺って、想像を見事に裏切ってくれて、ひっそりと、しかもなぜにこんなに暗い?
人がいないわけじゃない、勤め帰りのサラリーマン・OLが多いが、この皆さんにとっては毎日見慣れている風景でしょうから、横断歩道を渡るだけで、誰も広場の方へ入る人はいない。
それは分かりますけどね、なんでこう暗くて閑散としているんだろうと不思議だ。

  二年前にこの広場が完成して、開放されたばかりの時の姿を見ている人間にとっては、わずか二年でだんだんと寂びれ、忘れられた存在のようになっていく「光化門広場」を見るのはかなり寂しい。

  開放された当時のように、ここは夏には大きな花畑で埋め尽くされ、冬には華やかなイルミネーションで飾られるのだろうと信じ込んでました、だけどそんなの見る影もない。

  ところが予想だにしないもの、いえ、人々でこの広場は〝満開〟状態です。

  横断歩道で信号が変わるのを待ちながら、自分は不安でいっぱいです。
なぜなら、広場の中には凄い数の警察官の姿です、しかもマス目状態に配置された、いかにも警備体制と言わんばかりに並んでいるのです。
  「何?、何か犯罪者の検問?、それともお偉いさんの警備?、広場へ入れる?入れない?」
頭の中でいろいろ考えながら信号が変わるのを待ちます。

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  暗くて警察官がいっぱいの中、二人連れが隅を通り抜けてきた様子が見られますから、入ったり通り抜けたりはどうやらできる様子です。

  信号が青に変わり、サラリーマンやOLは反対側へと向かう中、一人だけ広場の中へと方向をとります。
     「何か訊ねられたら日本人で、観光だと言えばいいさ」
そんな気持ちで中の方へ向かいますが、大きく四角に配置された警察官たちは気にする素振りはありません。
だったら写真も平気だろうと、「いかにも観光客だよー」って見えるようにカメラを構えます。
  
  「何でソウルの真ん中、しかも観光地であるはずの光化門広場で、写真1枚撮るのにこんなに気を遣うんだろう?」
しかもフラッシュを点灯させたら、そこらの警察官の注目の的となりそう、なんかそれもいやだねって気分ですから、フラッシュもなしで数枚だけ撮ってきました。

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  それにしても、広場の入り口にマス目で四角く陣をつくり、「李 舜臣(イ・スンシン)」像の前でも、「世宗(セジョン)」像の前でもそれぞれに同様の陣を組み、この警察官たちの意味が分からない。
もしかしたら「禁煙区域」になったからその警戒? それにしては数が多すぎる。

  李 舜臣さんはどうでもいいけど、せっかく初めての夜の「世宗」像ですから警察官なんていらない、間際の隙間からやっとのことで撮ります。

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  薄暗く華やかさのかけらもない「光化門広場」の中を埋め尽くした〝満開の警察官〟の姿は、一種異様な光景としか言いようがなく、
   「これじゃあ観光客も寄り付かないだろう」
だんだん寂しく意味も無い広場になっていくんでしょうかねえ、この「光化門広場」も。
「光化門」の前の辺りだけには人がいてくれたのがまだ救いです。

  ただ、今夜はクリスマス、そしてもうすぐ正月、ソウル名物のイルミネーションで飾り付けしてもらっているといいのですが…。

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誰かも知らずに写してきた「光化門広場」脇、サテライトスタジオの芸能人(?)

  「板門店」のツアー、本会議場の中へは工事で入れなかったにしても、自分としては念願が叶いました。
ご一緒だった一人旅のちょい若の男性は「つまらなかった、また来年だな」なんて言ってみえましたが、どうやら自分もそうなる可能性は大きいかも? まあこのまま北朝鮮が混乱も無く平穏が続いて、「板門店ツアー」が無事に催行を続けていたらのことになりますが。
何事もなくあってほしいですね、できれば若き指導者が先進的かつ平和的であってほしいと願うばかりです。
  でもおじいちゃんにそっくりな孫、そして若すぎるということで、かなりの不安は募りますが…。

  ツアーの最終点はロッテホテル前ですから、もう点灯しているイルミネーション群をあっちからこっちから写しても、まだ次に予約してある公演の「カルマ」までにはかなりあるので、この近辺を歩いてみることにします、特に「光化門広場」や「光化門」の夜の姿はまだ見たことがありません、そちらへ向かって歩くことにします。

  「光化門広場」の周辺、どこが?って聞かれても即答はできませんが、またなんだか昨年よりも変わっているような気がするんですが。
この周辺の風景はよく変わりますからね、華やかに彩られたかと思えばまったくそうでもなくなったり、ソウル中心部の変化には順応しきれません、このちょっとばかり霞がかかりつつある頭では(笑)

  「清渓川」の入り口を過ぎて、「光化門広場」への横断歩道の手前だったと思いますが、大勢の人だかりがしています。
ここにもありました、「以前こんなものあったっけ?」と悩ませる存在のものが。
サテライトスタジオです、「絶対にこんなもの無かったよね」とは思いながらも確信は無い。

  まあとにかく人だかりがしてるってことは、まあまあ名の知られたお方が中にはみえるんでしょう(?)というわけで、自分も人だかりを掻き分けて覗いてみました。
  日本だったらね、絶対にこんなことはしないんですよ、近所に以前「島田 紳助」の金儲けの種になっていた〝おばかタレント〟が、よくミニコンサートをする場所があって、自転車で買い物に出かけると女の子達が騒いでる。
内心はテレビに出てる人間が近くにいるんだから、見ても損はないかって思えど、「馬鹿らし」と、素知らぬふりを通すんですが(笑)、韓国となると、人だかりがしてりゃ覗きたくなるミーハーさんになっちゃうんですねえー[ちっ(怒った顔)]

  覗いたところで、そこに自分が知っている人間がいるなんてことは絶対にない、そうは思えども、もしかしたら番宣で時代劇のスターがいるかもしれないと、僅かな期待を込めて見てみるんですが、そんなわけはありません。
だいたいからして、自分は日本にしろ韓国にしろ、芸能人の名前すら覚えられない人間です、誰だか判る人間がそこにいたら奇跡としか言いようがない。

  そんなわけで奇跡など起こりようもなく、中にいる男性が有名人なんだか、女性の方なんだかってことも分かりゃん!
ここで日本語が聞こえてきた 「きれいなのは分かったわ」とか言ってます。
きれいってことは有名人は女性の方? でもね、この時代は男性にも使いますからね〝きれい〟(笑)

  考えたって分からんものは分からんのだから、まあツーショットを写しときゃいいだろってことで、その場で撮ったのがこの画像です。
この場合は、全州のロケとは違って、通勤帰りの皆さんは携帯で、観光客はカメラで撮りまくりでしたから大丈夫だったんだろうと思います。
外から見てもらうサテライトなんですから。
ところで、このどちらが有名人? はたまた両方とも? 自分には永遠に解る日がくることはないでしょう。

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  なんにしても、日本ではひた隠す、正直なミーハー気分まる出しになれるっていう、恥ずかしいもくそも無くなる「韓国一人旅」のひとコマです[わーい(嬉しい顔)]

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「板門店ツアー」 『ポプラ事件』が示す戦争と隣り合わせの〝軍事境界線〟

  今回の正味四日間という旅行中のたった3分、それだけの見学でのことで3ページも使っています。
普段の韓国時代劇やその撮影地の話題ではないので、さすがに普段よりはアクセスも減ってきてますが、こういった現実をひっくるめた韓国にも興味がありますので、もうちょっとお付き合いください。

  観光客用の展望台からの眺望、その中に「ポプラ事件」の現場というのがあります。

    DSCN0893.JPG
       DSCN0890.JPG

  自分はまったく知りませんでした。
韓国と北朝鮮との関係を凝縮させたような事件なのですが、こういった悲劇の出来事や事件を経て、現在の韓国側からの「板門店」見学での、多すぎるくらいの規制へと繋がっているのだというのが理解もできます。
1953年といいますから、かなり古い話ではあります、ところがこういう緊迫した地域においては決して古い話ではなく、いつまた再現されるか知れないという現実でもあるわけです。

  国連(韓国)側にある大きなポプラの木が茂りすぎて、監視の妨げになるということで、国連兵士がその木の剪定をしていたところ、北朝鮮側の兵士がクレームをつけたそうです。
  「そんなことをやるなんて聞いてないよー!」
  「何こいてんねん、ちゃんと伝えておいただろ!」

  ほんの些細なことなんですけどね、「伝えた」 「いや聞いてない」
これが発端で殴り合いの喧嘩にまで発展し、木の伐採中ですからね、悪いことに斧という本来は武器ではないものが存在してました。
その斧を奪い手にしたのが北朝鮮兵、ということで、国連側といっても米兵なんですが、二人の命を奪うという結果を招いてしまいました。
こういう緊迫した地域では、ほんの些細なことでも大事になってしまうという、本当に典型のような事件です。
ですから、こんな些細なことすら起こらないよう、国連側は細心の注意を怠らない現在の姿へと繋がっているようです。

「Wikipedia」に当時の写真があります、
Incorrect_picture_of_Lt_Barrett.jpg800px-DMZ_incident_tree.jpg

  結局はこのポプラの木は、ただそこに生えていただけなのに、米軍によって切り倒されてしまいますが、その当時の幹の太さを土台に碑が築かれました。

DSCN0896.JPG

  この当時はあわやまた大戦争?という寸前だったそうですし、この一本のポプラの木を切り倒すだけに、大掛かりな軍備を配置して行ったらしいですし、「軍事境界線」というこの地域は、我々のような一般の人間には想像もできないような場所らしいです。
ですから、観光客の一人の馬鹿な行動が、命のやりとりという事件にも、そして、大げさな見方をすれば、戦争の発端にもなり得るという場所でもあるってことです、そう考えるとちょっと怖いですけどね。


  さあて、観光客用の展望台の利用時間は、画像の撮影時間から見ると、〝3分〟ほどに決められているようです。
引率の兵士君からガイドさんに催促が入ります。
「みなさーん、もう時間だそうですから、最後を写してバスに戻ってください」

  ということで、バスに乗り込んでまた移動です。
その途中でバスが停止したのが、その「ポプラ事件」の現場。
そしてそこから奥に続いているのが、有名な「帰らざる橋」です。
捕虜が「北」と「南」を選んでその橋を渡り、一旦決めて渡ったら二度と戻ることは許されなかったといいます。
迷ったでしょうねえ、話だけを聞いていても、過酷な運命の選択を迫られた捕虜の気持ちが切ないです。

DSCN0897.JPG

  でもそんなひどい現実がこの地であった、それは紛れも無い事実だということ、それらを戦争がもたらしたということです。


  最初に国連のバスに乗り換えた「キャンプ・ボニパス」の建物に戻り、トイレやらお土産もいろいろありますから、買った人も多いようです。
ポストカードはありましたが、写真集のようなものはありませんでしたから、自分は何も買わず…でしたが。

  そして、ツアーのバスに乗り換えてソウルへ… ソウルのロッテ前には17時20分くらいの着だったと思います。



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