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正真正銘の韓国の「モーテル」で忘れられてた〝モーニングコール〟

  今回の韓国旅行の三ヶ所目の宿泊は「モーテル」
これまでのはモーテルとは言っても、外観が派手なだけでホテルと言われりゃ見えないこともないモーテルでしたが、今回のは〝ほんまもん〟ですよ(笑)

  夜の街はわかりにくい、バウチャーに書かれた地図をたよりに、やっとの思いで辿り着いたホテル、のはずなんだけど、本当にここで大丈夫?
名前は確かにそうなんだけど…???

なんでそんな不安げな思いになったかと言いますと、
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入口がこれですから、普通に日本人の観光客なら不安にもなろうというものです、見るからに日本では正真正銘の〝モーテル〟なんですから…。
入り口もここしかない、目隠しの暖簾状のものをくぐって中へ入ると左側にドアがあり、すぐに〝フロント〟と呼べるのかどうか小さなカウンターひとつ。

  予約バウチャーを見せて、「これってここでOK?」とジェスチャー混じりに訊ねますと、
    なんだべっ(?)っていうような顔を一瞬見せた従業員が、バウチャーを確認すると、
       「OK OK ここ」
昔のたよりない友人に一見よく似てましたが、そいつは本当にたよりなかった。
自分は部屋へ向かう前に、「モーニングコールOK?」 と訊ねると 「OK」という返事。
こうして文章で書いてますと、つくづく韓国ではこの「OK」って便利ですねえ、訊ねる時も答える時も理解できるんですから。
  それはともかくとして、自分は「セブンオクロック」 相手は手で7を示しながら「セブン? OK」
これで大丈夫と思いました、その時は…。

  さあ部屋へと向かいますと、エレベーター前にホステス風の派手な女性が二人、どうやら自分達が相手する客と間違えて出迎えにきたようだ。

  ちなみに、この二人の相手の客とは、コンビニに出かけた帰りに一緒になりました。
いかにもエリート会社の社員という感じの、スーツ姿の上司と部下さん、もしくは取引先と接待役というお方でございました(笑)
「ほんまもんのモーテルや、ここ」、 
でもまあ、韓国じゃ珍しいことではないですからね、気にしない、気にしない。
安く泊まれてカメラの充電ができりゃ、どこだって構いません、むしろ備品とかはこういう所の方がよく揃ってますから。

  全州で歩き疲れている体、これまでになかった広い風呂に入って、ビールを飲みながらテレビの時代劇(チャン・ヒョクさんが出てました)を見てたら眠くなってきました。
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  「そうだ、明日の確認と準備をしとかなきゃ」ということで、翌日の「板門店ツアー」に必要なものを揃えておきます。

  その「板門店ツアー」の確認書をよく見ると、9時半の集合ってなっています。
自分はツアーっていうと8時半のイメージで、モーニングコールも7時にしたのですが、「これなら8時でもよかったかな、でも頼んじゃったからもういいか」ということで、ふかーい眠りについたのです。


  翌朝、どうも様子がおかしい、不思議ですが体がそんな風に感じるんです。
「ちょっとよく寝すぎたよ」って、自然と体が教えてくれてるんですね、だから時計を見てみました。
8時15分です、 「う・う・う・うそーーー!」

  あの野郎、7時のモーニングコールを忘れやがったな!
たよりないように見えたら、本当にたよりなかったよ。
「もう8時半の集合に間に合わねえ」 それからが大変です、「コネストの電話番号はどこ? 中央高速に知らせなきゃ」って焦るのですが、そんなのどこにも書いたものがない。
「えーい! 行かなきゃ自動キャンセルで金取られるだけだ、代わりに今日は何しよう」

  開き直って落ち着いたら思い出した。
「そうだ、9時半の集合だった、7時のコールじゃ早かったなって思ってたんだっけ」

  ロッテホテルまでは30分もかからない、充分に間に合うよってことで、大急ぎで身支度です。

  この場合、不幸中の幸いって言葉が当てはまるんですかねえ?
  従業員も自分も、どっちもどっちの大騒ぎの顛末でした。

  「楽天トラベル」に交渉してホテルに責任とらせなきゃっていう必要もなくなり、急に気分も軽くなってしまって、出掛けに従業員を怒鳴りちらしてやろうと思っていたのが、
  「忘れたろう、モーニングコール、セブンオクロック」と言うと、アッという顔で深々と頭を下げたから笑顔で許してしまうという、とっても寛大な自分になっておりました[わーい(嬉しい顔)]

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個性ある素人集団、みんな揃えば超エンターテナー 最高に面白い! 公演『BIBAP』

  KTXに乗って「龍山」に到着、ここから地下鉄に乗り換えて、次の予約が取ってある公演「BIBAP」を観るために市庁駅まで行くはずが、おいらったらまたやらかしちゃったよ。
急いで地下鉄の接続に向かって、乗るのは1号線、分かっているのに飛び乗ったのは中央線、紺色の表示につられて中央線のホームに降りて停まってる電車にそのまま…。

  気付いた時には龍山から3駅目、慌てて降りて反対のホームでまた龍山へ戻る。
中央線だからね、本数が少ない、イライライラ…

  結局は市庁駅iに着いたのは19時56分、
それから走る走る、3番出口から「徳寿宮」の塀に沿って走りまくって到着、常設公演「BIBAP」の会場、わかりやすい場所でよかったよ本当に。

  息せききって到着した自分を、笑顔で迎えてくれたスタッフさん、なんだか救われる。
チケットと「コネスト」での予約特典の〝箸セット〟をくれて会場へと案内してくれる。

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  3分の遅刻ですからね、足元を懐中電灯で照らして案内してくれました、「でもよかった、始まったばかりで」

  新しい常設公演「BIBAP」、しかし既に世界へは発信済みで、その実力は折り紙つきとなりゃ観とくしかないっしょ。
なんでも、韓国の「ビビンバ」を世界に知ってもらおうという試みで始まったうちのひとつらしいが、大好評で一人歩きし始めちゃったよっていう人気公演なんだとか。
ところでこの公演の名前って、「ビバッ」「ビバップ」と二通りで紹介されています(?)

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  とにかくこの公演おもしろい!
まったくショーとしては洗練された感じではなく、むしろ素人集団の集まりのようにも見えるのに、見せてくれます! 聞かせてくれます! 笑わせてくれます!

  舞台はレストランの厨房、個性豊かな連中が揃っています。
そしてなぜだかシェフは二人、「グリーンシェフ」と「レッドシェフ」、観客の中の一人が指名されてオーダーやシェフの指名(といったってもう流れは決まってますが)、最後にはそのお客さんが舞台に上げられてできあがった料理をご賞味となります。
こんな具合の流れで、四つの料理が紹介され、その都度会場の素人さんを巻き込んでの大笑いのステージが展開されるというわけです。

  見た目はそこらにいるお兄ちゃん、お姉ちゃんといった感じの出演者ばかり。
背が高くてかっこいいわけでなきゃ、とびきりの美人でもないんですが、みんな揃えば最高のコーラスを奏でるし、かっこいいダンスは見せるし、武道風のアクションも飛び出すしで、見た目とは大違いの名エンターテナーぶりを発揮するんだから、観客だって気負わず気軽にその中に惹き込まれていけるってえもんです。

  この公演で楽しいのは、音、効果音です。
全てが生の人間の口から発せられます、料理をする時の音やアクションの効果音が、舞台の上でそのまま演じられるのですが、動きと生で発せられる効果音との絶妙なまでのマッチング、これは見応えありますよ。
  その効果音とは別に、それぞれがいろんなパートの音域を持つコーラスグループの一面もありますから、迫力ある生のコーラスだって聴けちゃいます。

  また随所に小道具を用意しての楽しいシーンが用意されてます。
「寿司」の場面では、海中の生き物を手袋をした〝手〟で動きを表現したり、羽根を剥かれた鶏の人形の動きなんてのも、持っている人が操るんですけどね、この動きも最高です。

  とにかく、観てて飽きません、料理のメニューごとにまったく違うパフォーマンスなんだから、その料理ごとにどんなことを見せてくれるのか、これはぜひぜひ生で直に観て楽しんでほしい公演です。
一番下にある二つの動画が、自分が観たこの常設公演の一場面になっています(こんなの撮ってる人がいるんですね、おかげで紹介はしやすいですけど)。

当日の出演者たち
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★ストーリー(Alan1.netより)
■第1オーダー「寿司」
最初のお客さんが注文したのは、日本の寿司。新鮮なネタが肝心とあり、選ばれたグリーンシェフは瞬く間に魚を調理。料理人たちが握った寿司は、見事な箸さばきにより盛りつけられます。口に入れた瞬間に美しい海の風景が広がるほど、味も抜群です。

■第2オーダー「イタリアンピザ」
2番目のオーダーはイタリアンピザ。腕をふるうレッドシェフ、ボイスパーカッションのリズムにのって軽快に生地を完成させます。B-BOYがスペシャルなトッピングをした後は、みんなで焼き上がりを待つだけ!

■第3オーダー「チャイニーズヌードル」
3人目が注文した中華麺は、なが~い手打ち麺からスタート。チキンスープづくりでは予想外の 騒動に、キッチン中が大騒ぎです。セクシーな女性料理人によるサービングまで飛び出す、サービスたっぷりのメニュー!

■料理対決「ビビンバ」
ラストのオーダーはついに登場、ビビンバ!両シェフ、料理人のプライドをかけた味の対決が始まります。 アリランの旋律で味に深みをだしたレッドシェフと、伝統武道を駆使して力強い調理を見せるグリーンシェフ。 そして勝負の最終ジャッジはオーダーしたお客さんの舌に委ねられることに…。




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サービスの水や飴が消えちゃった 韓国産「KTX山川」

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  全州からソウルへ帰る「KTX」
行きはソウル駅から慶州まで乗りましたが、帰りの全羅線は「龍山」までしか行きません。

  この「全州」からのKTXも2時間を越えるということで〝特室〟を取ってありましたが、乗ってみるといつもと違います。
広くて何も無いんです。
いつものKTXだと、「ほら持ってけ!」と言わんばかりに、乗ったらすぐ目の前に飴やらイヤホンやらが置いてありました。
そしてその隣には、販売するわけではないので〝自販機〟と呼んでいいのか、とにかくボタンを押せば無料でミネラルウォーターを出してくれる、気前のいい機械があったんですけどね、すっからかんです。
その代わり?(こんな代わりはいらんのですが)に、中へ入るといろんな新聞が並べてあります。
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  帰りに乗ったこのKTXは、韓国が自分っちで開発したと豪語している、新型の「KTX山川(サンチョン)」だったんですねえ。
なんだかんだと問題はございましたが、なんとか無事に走行を続けているようです。

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以前のやつKTX_Engine.jpg

  以前のKTXと車体が変わっただの、鉄道に詳しい人から見ればいろいろ変わったところはあるようですが、自分のようなせこい人間にはこのサービスが無くなったのが一番変わってしまったことです。
サブレのような菓子はどうでもいいけど、ちょっと口の中がスーッとする飴と、無料の水が無いのが、おいらにはとっても残念なことです。
あの飴を舐めながら水を飲むと口の中がさっぱりするんです、慶州へ行く時も飴を舐めながら水を飲んでと、いつものパターンで過ごしたんですが、もうそれもできなくなるのかなあ。

  そうそう、自分にとっての嬉しい変化はリクライニングです。
以前のはボタンを押しても何の変化もなくて、「まだ新しいのに故障かよ」なんて思ってましたら、ボタンを押しながらお尻を前にスライドさせなきゃいけなかったんですが、今度はボタンを押せば自然と倒れてくれる。
「そうそう、これがリクライニングというものだよ」ってのが、やっと分かっていただけたようです(笑)

  中の雰囲気も、椅子のデザインなんかも以前よりも高級感があって、いかにもちょっと高い「特室」って感じはしますけどね、とにかくタダのお水をおくれー! 口の中がスーッとする飴をおくれー!
他には何も望みません、多少のトラブルが多くったって許してあげます、水と飴さえくれれば(笑)

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  話はちょっと変わりますが、行きの慶州へのKTXで自分の座席の窓がこんなんでした。
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    「鳥の糞をくっつけたままかよ、掃除ぐらいしとけよな」 初めはそう思いました。
でもよくよく見てみると、傷ついた窓ガラスが簡易補修してあるんですよね。
今回の「山川」は38mmの四層らしいですが、この傷が付いているのは前のですから29mmの三層らしいです。
でも新幹線の窓ガラスでもそうですけど、さわってみるとちょっとやそっとでは傷なんて付かない重厚感を感じますよね。
これだってそうです、頑丈そうなガラスです。
それにこんな傷が付くなんて、いったい何がぶち当たったんでしょうか?
   と、それよりも
走行中に何かがぶち当たってきたんだとしたら、その方が怖いよなって思う自分でした。

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