〝平凡な川〟へと変わっていく「清渓川」もいいもんだ
自分が都会のど真ん中に復活した「清渓川」を見たのは2008年の1月、冬だというのに昼間も、まだイルミネーションが残る夜も大勢の人がいました。
踊りを踊ったり、歌を唄ったり、復活した川を楽しむような人たちで溢れていたのですが、今回も同じ冬、でもがらりと光景は変わりました。
派手なイルミーネーションなども少なくなり、それとともに人の姿もめっきり少なくなりました。
都会の真ん中にしては暗すぎやしないか?というくらいの川沿いの風景の中を、ジョギングをする人、デートをするカップル、子供連れで散歩をする家族、以前とはこの川沿いを行き交う人間模様もすっかり様変わりしています。
そして「清渓川」自体も一見すれば寂れたねえって思いがちですが、自分としたら川本来の姿を取り戻しつつあるなっていう感想です。
以前なら観光客がその光の中で写真なんかを撮っていた投影される光も、今は誰も足を止める人は無く、寂しく照らし出されていますが、もう〝都会に戻った川〟を珍しがる観光客の川ではなく、ごく普通に生活をする人や、勤務を終えたサラリーマンが疲れを癒しながら歩く川になってきています。
ソウルという大都会の高速道路の下に眠っていた川、考えてみれば本当に珍しく大胆な発想のもとに甦ったこの川が、本来の生活の中にある〝ごく普通の川〟の姿を取り戻しつつあるようです。
観光客の脚光なんか浴びなくったっていいじゃないですかねえ、大都会の真ん中に、きれいな水の流れる〝ごく普通の川〟があるって、それだけで凄いことなんだから。
「イ・サン」の親孝行の行幸の絵でも、もう要らねえ、もううんざり
今回の旅行は、過去の心残りを少しでも解消してこようという目的も一部にはあって、やたら〝リベンジ〟という言葉を使っています。
慶州から始まって、いろんなリベンジをなんとか果たして、最大のリベンジ、昨年は申し込みすらできなかった「板門店ツアー」も無事に参加して見学することもできました。
そしてソウル市内にもたったひとつ、これまで訪れていながらも見ていなかったという、トリビアの種ならぬ〝リベンジの種〟が残っていました。
それがあるのはソウルの中心を流れる「清渓川」、その一隅にある「世界一のタイル画」だといわれる『正祖班次図』
早い話が、あのドラマ「イ・サン」の中で、母親である恵慶宮(ヘギョングン)さんの還暦祝いも兼ねて、父親の思悼世子(サドセジャ)さんのお墓参りに出かけた、水原への8日間の大行列を描いたとされるものですね。
使われたタイル画の数5,120枚、そして長さが186mというから凄いに違いない、‘どんだけー?’のものなのか一度は見ておかねばなどと、いっぱしの文化人のはしくれ気取りでいたんですが、頭の一部分を見ただけで「要らねえ、要らねえ、もう要らねえ」という、やはり文化人の箸にもかからない、ただの〝韓国時代劇好きのおっちゃん〟で終わりました
ですから、韓国時代劇好きの凡人としますれば、あのドラマ「イ・サン」の一場面にも登場したということと、同じく「風の絵師」の金弘道(キム・ホンド)さんが総指揮をとって描かれたという、ただこれだけの見学価値しか持ち合わせていない人間です。
この原本なんかは、「ユネスコ世界記録遺産」に登録された「朝鮮王朝儀軌」の中にも収められているという、作品価値は非常に高いものらしいです、しかもそれを世界一のタイル画にしてしまったっていう、考えようによっては凄いものが簡単に見られるわけなんですが。
ところが、韓国時代劇的な価値しか認識できない自分ですから、
「ドラマの一場面のあの行列はこんなに長かったんだねえ」ということと、
「金弘道(キム・ホンド)さんが画いたのはどの辺なんだろうねえ」
「正祖さんは、王様だから描かれてないらしいけど、恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは
どの輿だろうねえ」
興味ったらそれぐらいです。
あとは「なんでこんなに長ったらしいねん、同じような絵ばっかり並べよってからに」っていう感想です(笑)
暗くなった「清渓川」をジョギングやらウォーキングする人らが、写真を撮っている自分を不思議そうに眺めていきます。
「なんでこんなのを熱心に写真なんか撮ってるんだろう?」ってな顔して、人の顔を眺めながら通り過ぎて行きます。
「うん、分かる気がする、自分も韓国時代劇に関係してなきゃこんなもん撮りゃしない」
どれだけうんざりするくらい長いかといえば、
行列の最後尾がこれで
上の画像の見えなくなっている続きがこれで
先頭の部分から上の画像の切れてるところまでがこれ、
もうもう、うんざり気分も理解していただけるのではないかと…
だから自分は、「多分この辺に本来なら正祖さんがいて、母親の恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは輿だからこの辺にいるんだろう(?)という場所だけ画像におさめてきました。
これだけを見てるだけでも〝うんざり〟してくるのは自分だけ?(笑)
慶州から始まって、いろんなリベンジをなんとか果たして、最大のリベンジ、昨年は申し込みすらできなかった「板門店ツアー」も無事に参加して見学することもできました。
そしてソウル市内にもたったひとつ、これまで訪れていながらも見ていなかったという、トリビアの種ならぬ〝リベンジの種〟が残っていました。
それがあるのはソウルの中心を流れる「清渓川」、その一隅にある「世界一のタイル画」だといわれる『正祖班次図』
早い話が、あのドラマ「イ・サン」の中で、母親である恵慶宮(ヘギョングン)さんの還暦祝いも兼ねて、父親の思悼世子(サドセジャ)さんのお墓参りに出かけた、水原への8日間の大行列を描いたとされるものですね。
使われたタイル画の数5,120枚、そして長さが186mというから凄いに違いない、‘どんだけー?’のものなのか一度は見ておかねばなどと、いっぱしの文化人のはしくれ気取りでいたんですが、頭の一部分を見ただけで「要らねえ、要らねえ、もう要らねえ」という、やはり文化人の箸にもかからない、ただの〝韓国時代劇好きのおっちゃん〟で終わりました
ですから、韓国時代劇好きの凡人としますれば、あのドラマ「イ・サン」の一場面にも登場したということと、同じく「風の絵師」の金弘道(キム・ホンド)さんが総指揮をとって描かれたという、ただこれだけの見学価値しか持ち合わせていない人間です。
この原本なんかは、「ユネスコ世界記録遺産」に登録された「朝鮮王朝儀軌」の中にも収められているという、作品価値は非常に高いものらしいです、しかもそれを世界一のタイル画にしてしまったっていう、考えようによっては凄いものが簡単に見られるわけなんですが。
ところが、韓国時代劇的な価値しか認識できない自分ですから、
「ドラマの一場面のあの行列はこんなに長かったんだねえ」ということと、
「金弘道(キム・ホンド)さんが画いたのはどの辺なんだろうねえ」
「正祖さんは、王様だから描かれてないらしいけど、恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは
どの輿だろうねえ」
興味ったらそれぐらいです。
あとは「なんでこんなに長ったらしいねん、同じような絵ばっかり並べよってからに」っていう感想です(笑)
暗くなった「清渓川」をジョギングやらウォーキングする人らが、写真を撮っている自分を不思議そうに眺めていきます。
「なんでこんなのを熱心に写真なんか撮ってるんだろう?」ってな顔して、人の顔を眺めながら通り過ぎて行きます。
「うん、分かる気がする、自分も韓国時代劇に関係してなきゃこんなもん撮りゃしない」
どれだけうんざりするくらい長いかといえば、
行列の最後尾がこれで
上の画像の見えなくなっている続きがこれで
先頭の部分から上の画像の切れてるところまでがこれ、
もうもう、うんざり気分も理解していただけるのではないかと…
だから自分は、「多分この辺に本来なら正祖さんがいて、母親の恵慶宮さんと孝懿(ヒョイ)王后さんは輿だからこの辺にいるんだろう(?)という場所だけ画像におさめてきました。
これだけを見てるだけでも〝うんざり〟してくるのは自分だけ?(笑)