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「旧ソウル駅舎」が生き返り、ホームレス様たちは地下へと潜り込む?

  観光の初日、目的であるリベンジを果たし、「聞慶セジェ」から次の「加恩オープンセット」へ移動するのですが、
     申し訳ございません _(_^_)_

  次の加恩につきましては、準備ができておりません。
この「加恩オープンセット」は、現在も放送中の「幻の王女チャミョンゴ」で、高句麗側の宮殿として登場している場所です。
ところが自分個人はあまりこのドラマに入れ込んでないものですから、チェックが終わったら録画したものを消してしまってるんです、だから最近の3話ぐらいしか残ってない中から、なんとか探し出したいと思ってはいますが、いまだに見てもいないという状態です。
  そんなわけで、聞慶への旅の午後については、最後にでもゆっくり書いてみたいと思っておりますです。

  では、観光3日目の「全州」へ行く前に、短めの話題をひとつ。

  3日目の「全州」の観光を終えてから、常設公演の「ビバッ」を観たのですが、その帰りにソウル駅のコインロッカーに預けた荷物を取りに、地下鉄1号線を一駅乗ったのはいいが、出口を間違えてしまいまして、たまたま「旧ソウル駅」の前を通ったのです。

  外へ出た自分の目に飛び込んできたのは、落ち着いた光の中に浮かび上がる「旧ソウル駅舎」の姿。
驚いたのなんのって、その駅舎の前もきれいに整備されて、誰やらの銅像なんかも立っている。

  以前の姿からは想像もできません。
現在のKTX用に新しく建てられた駅ができてからは忘れられたような存在で、昼間は抗議活動の場として、そして夜は薄暗く陰湿な雰囲気の中、ホームレス様たちの憩いの場となっていた旧駅舎前が見違えるような変貌を遂げているじゃないですか。

  以前はなんやらカメラを向けるのもはばかられるような、そんな廃墟同然の姿だった旧駅舎が、今はライトアップされた中でその姿を浮かび上がらせ、過去の活躍を誇示するかのように堂々と立っている。
以前なら、「この人こんなもの写して…」って思われそうで、なかなかカメラを向ける気にもならなかったというより、ホームレス様たちがいっぱいで、立ち止まるのさえ躊躇したものですが、今は何の躊躇いもなくカメラを向けることができます。
自分だけじゃありません、やはり観光客がカメラを向けている姿があります。

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  この「旧ソウル駅舎」、昨年見た時は工事をしてました、そして知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない、自分はその後者の方で全く知らなかったのですが、今年の8月9日に創建当時の姿に復元されてお披露目されたんだそうです。
  後に「板門店ツアー」で車窓から見た「旧満鉄(満州鉄道)」の線路を経て、現在の北朝鮮、そして満州という中国東北部の地へと、ここを起点に大活躍していた時代の姿を甦らせたということです。
〝赤レンガ〟そして〝ドーム〟が旧東京駅を彷彿とさせます。
見方を変えれば日本統治時代の遺物とも言えなくはないのですが…。

  2004年にその役目を終えてからは、ホームレス様たちの憩いの場だったのですが、現在はその姿は殆ど見られませんでした。
では、あの方たちはどこへ行かれたのか?と申しますと、もう寒くなってきたこともあるんでしょうが、地下鉄の地下連絡通路へとお引越しをされているようです。
連絡通路がダンボールハウスのストリートとなっていまして、とっても異様な雰囲気を漂わせています。
ちょっと歩くのに勇気がいるというか、戸惑いを感じるというか、少しばかり怖いような気もしてくるのですが、ホームレスの皆様はとっても楽しそうに仲間と談笑され、傍らを行き交う我々が、反対に観察されているような気分にもさせられてしまいます。
若い男性から女性の方まで、とっても楽しそうに過ごしてみえましたよ。

  とにかく、「旧ソウル駅舎」も美しく甦り、ホームレスの皆様もお元気そうで何よりです[わーい(嬉しい顔)]

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リベンジ「KBS撮影所」② 「済衆院(チェジュンウォン)」 ソンナンの家の木の穴

  本来ならこれから書く記事が「リベンジ」の③となるはずだったのですが、前のページのようなわけでひとつ格上げして②になりました。

  そんなリベンジなんですが、ドラマ「済衆院」でソンナンの父、通訳官様のお屋敷として登場していたセット、このKBS撮影所内では三番目に大きいのではないかというものです。
一番は王宮、二番目はやはり王宮っぽいのに茶色で地味な割には風格あるセット、その次がこのソンナンの父親の屋敷になろうかと思います。

  ドラマで登場した時には「ここは見てきたよ、やったね」という気分でしたが、見ていくうちにここってこんなに広かったんだねってことが分かり、「あんなのあったっけ?」というものが登場してきました。

  それがこいつなんです
    無題.jpg

  「あんな木あったっけ?」って、普通はね、撮影所のセットに植わっている木なんて、記憶に無いのが当然なんですよ、それはよーーーく分かっちゃあいるんですけどね、あんな印象に残るような〝木〟を憶えていない、ちゃんと見てきていないっていうのがとても癪に障るわけです(笑)
そして、ソンナンとドヤンの手紙のやりとりで使われた木のでかい穴、「あれが見てみた~い」となるから始末に終えない(苦笑) もう恋焦がれる〝木の穴様〟です[ちっ(怒った顔)]

  というわけで、念願の〝木の穴様〟とご対面してまいりました[わーい(嬉しい顔)]

  見覚えのある建物セットの門をくぐり、真っ先に向かったのが、そうあの木です。
    「おうおう、あいてる あいてる でっかい穴だよ」
枯れた枝を落としたら虫食いの空洞になってたんでしょうね、その偶然の産物だからまた楽しい。
よく見りゃ小汚い虫食いのでっかい穴です、でもドラマで登場した穴となりゃ別格です。

     DSCN0170.JPG

  この偶然の産物を見つけて、「ドラマに使おう、内緒の手紙のやりとりなんていいんじゃない」
この小汚い木の穴からそういう発想に持っていったスタッフさん、どんな人なのかぜひ一度お目にかかりたいものです。
またいい具合に斜めに深く空いてるってのが、内緒の手紙のやりとりにはもってこいです。

DSCN0173.JPG

  そんなことを考えながら中でその木の写真を撮り、また外でその木の写真を撮り、おまけに動画のカメラを持って出てきたばかりの門をまた入っていくよ、という自分の行動を道から見ていた韓国のバカップルがいた。
自分はまた遊び心が芽生えて、この屋敷セットをずっとファン・ジョンさんの目線になって撮影することを思いついたんですけどね。
  後ろから笑い声が聞こえてきますが、こちとら日本くんだりからわざわざ来てるんだ、好きにさせてくれい!ってな気分で気にもなりません。

  そしたらそのバカップルったら、その屋敷セットに入りもせずに静かな佇まいの道を抱き合いながら歩くだけが楽しいだけの様子。
「ここはドラマや映画の撮影所だよ、それにここはあの済州院のソンナンの家だよ、なんで見ないんだ? セットを見なくてここへ何しに来てるんだ?」
  若いバカップルの気持ちはおいらには分かりません、そして奴らもこの変人の行動や気持ちなんて分からないことでしょう、(笑)

  最後にひとつ、動画の中であの池の橋を渡りますが、真ん中が少しめくれ上がってました。
そうだったんですよ、あれは岩ではなくて、撮影セットにはよくある、木で組み立てた土台の上っ面を発砲スチロール素材で塗り固めたものだったんですね。
渡る感触は明らかに木材、その踏んだ感覚は表面だけフワッて感じです。
第1話でソンナンとドヤンが走って渡りますが、きっと近くではドタッドタッって音がしていたことだと思います。
しかし離れて見る分にはわかりません、本当によくできています。
  きっと、「成均館スキャンダル」での〝泮村(パンチョン)〟への入り口の橋の欄干なんかも、こんな感じで出来あがってるんですね、だから早替わりが可能なんですね。



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