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最高の散策空間、ドラマ「宮(クン)」の撮影地でもある全州『慶基殿』

  いっくら何でもぶっ飛ばしすぎですか?
今日の更新はとりあえずここまでってことにしますので、どうか疲れたなんて見捨てないでついてきてくださいね。

  「梧木台(オモクテ)キル」で紅葉を楽しんだ後は、また再び「梧木台」へ戻ります。
先に急ぎすぎてしまって、上からの全州の街並みとか見てませんから、散策路のように木組みで築かれた通路をのんびり歩くことにしました。

  展望台のようにした場所が所々にあって、カメラポイントのようにマークが付いてますから、そこから韓屋村の街並みを写します。
やはり上からの風景はいい、下の喧騒が嘘のように穏やかな〝甍(いらか)の波〟といったところです。
この街は歩くよりもこうして眺める方がいい、そんな風に思う自分でした。

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  でも現実はここから降りて行って歩かなきゃ。

  そして次の見学地は一番最初にタクシーを降りた「慶基殿(キョンギジョン)」です。
余談ですが、この「慶基殿」のハングルで書かれたものを翻訳すると〝競技場〟になってしまうんですよ、初めはなんでこんなところに競技場なんだって思いましたけどね。

  この「慶基殿」、あの長い李氏朝鮮王朝を築いた始祖である、「李成桂(イ・ソンゲ)」さんの肖像画を奉るために築かれた場所で、正殿(チョンジョン)の扉が開かれた中にかすかな姿を見ることができます。
何かを読んだら写真撮影は禁止だとか、芝は踏み荒らすななんて書いてありましたが、きっと以前は直前まで行けたからなんでしょうね、今は途中で先へは行けませんから、そんな禁止事項はありません。
それに撮影禁止もマークを探しても無いようだし、先にみえた韓国人が携帯で写してたのでOKってことですね、自分も写してきました。
今回自分は、安物だけどズームだけは36倍というカメラに替えまして、ここぞとばかりにズームッ!と狙ってみましたが、上手に薄暗くなってます(笑) あれはおいらの手におえるしろもんじゃありませんでした、携帯に負けてたらどないしょ[ふらふら]

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  この「慶基殿」の周囲をぐるりと回ってみましたが、いいですねえ、ここ。
さすがにドラマ「宮(クン)」の裏庭として撮影に使われただけのことはあります。
自分はそのドラマは見てませんが、夢中になったというガリィママさん、自分の画像の中に「宮」で見た風景はありましたか? あったらまたの機会にメールででも教えてくださいね。 (超個人的ですみません)

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  ここにはまた、付属の施設として「伝統家屋展示」と「御真(オジン)博物館」なんてのがありまして、あの「イ・サン」こと「正祖王」やお爺ちゃんの「英祖王」、そして「世宗王」、はたまたドラマ「済衆院」の王様「純宗王」なんていう、ドラマでお馴染みの国王さんの肖像画が、それぞれの輿の中に展示されています。
英祖王なんてドラマ「イ・サン」の英祖役をやったイ・スンジェとよく似てました(笑)
ここは受付の女性が日本語が話せますから、「撮影はいいですか?」とお聞きしたところ、ノーフラッシュなら大丈夫ということでした。
ところがおいらの画像ったら、肝心な正祖さんがピンボケでやんの、やっぱ1枚ずつチェックすべきですねえ[ふらふら]

イ・サンの爺ちゃん「英祖」 イ・スンジェの雰囲気ありませんか?
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おまけで「太祖」 正殿の中のレプリカと博物館の本物
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  太祖である「李成桂」の肖像画を奉るためだけの場所ってのには、まったく興味はありませんが、静かな散策ができる憩いの空間としては、最高の場所なんじゃないでしょうか、ここ好きだな、二度目も来るなんてことはありえないでしょうが、韓国での印象に残る場所のひとつにはなりそうです。

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『慶基殿(キョンギジョン)』は2.30~6.34ぐらいまでです。


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「トキメキ☆成均館スキャンダル」 の 『全州郷校』

  遭難(?)しかけたおいらは切り替えも早い!
陸橋を渡り直して「梧木台(オモクテ)」側から降りて、道路ずたいに向かうは「全州郷校(チョンジュヒャンギョ)」

  ミシュランの三ッ星に選ばれた「全州」ですから、一度は訪れたいと前々から思っていた自分です、その中でもやはりドラマの撮影地となった「全州郷校」は格別です。
山の斜面を歩き疲れた足も自然と足取りが軽く(?)はなりませんが、ちょっとばかり足早にはなっていたようです[わーい(嬉しい顔)]

  到着ですよ「全州郷校」
ところがまあ、入り口となる「萬化楼」の右にも左にも車です。
韓国ってこれが嫌なんですよね、せっかく古き良き時代の史跡ってえか、自分の場合はドラマの舞台なんですけどね、見にきても決まってあっちこっちに駐車されてる車が目に付く。
この「全州」は特にひどかったですねえ、どこもかしこも駐車された車だらけで、それを入れないように写真を撮るのに一苦労。
人間はね、写り込んでもどうってことはないんですよ、むしろ観光地らしい構図の画像になったりしますから。
でも自動車はいけないや、せっかくの古い風格のある建物の雰囲気をぶち壊しですからね。
ところがどうしても入ってしまいます、有名な観光地ならこのへんはもう少し配慮してもらいたいものです、入り口さえ塞がなきゃいいだろっていう問題ではないですよ[ちっ(怒った顔)]

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  この「全州郷校」は大きいって聞いてましたから、もっと広大な敷地にあるのかと思ったらそうでもないですね、郷校としては広いといえば広いですけど、建物が転々とあるだけですからすぐに見終わってしまいそうです。
そして、いろんなドラマシーンを思い浮かべてみるのですが、やはり画面の世界と実物では違いますから、なかなかイメージが結びつかない。
その点撮影所なんかは画面用の施設ですから、けっこうその場でのイメージは結びつけやすいってことはあります。

  今でも儒教の講義が開かれているということで、あの「明倫堂」には数人の履物がありますし、門の方には何台かの自転車が置いてありました、今も活躍し続けているという点では大した郷校です。
それはいいのですが、怖そうなおっちゃんが立っていて、見張られているような雰囲気ではしゃぐ気持ちもどこへやら、ちょっと厳粛な気持ちに切り替えて見学してきました、って、ほんとかよ~(笑)

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  ドラマで出てきたのは「明倫堂」とどれよ? コロが登ってた銀杏の木はどれよ?
    「よう分からん! なんでもいいから撮っとけ!」って感じでしたが、帰ってから見直してみましたら、やたら木ばっかりだよーということになっておりました[ふらふら]


  「全州郷校」を出たら、今度はお隣の「東軒」へと行きたいところなんですが、あいにく工事中だったんですよね、大工さんがトンテンカンの真っ最中だったし、なんやらきれいな新しい木の建物ばかりで、ちょっとばかり古い趣きの「郷校」とは違う、「マッいいか」ってことで素通りして、地図を見ると「梧木台(オモクテ)キル」という通りがある。
時間もあるしということで山側を歩いてみることにしました。

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  入り口は急な坂道のようになっているので、ちょっとばかりそこを登って行くのには覚悟がいりましたが、登ってみれば… 「来てよかったよー!」という風景が待っていました。
完全に時期はずれだからと諦めていた紅葉に、「梧木台」でも少し出会えましたが、ここはそれ以上でした。
ちょっとした地形の違いで環境が変わるんでしょうか? 見事な紅葉真っ盛りの世界に出会うことができました。

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「全州」の「梧木台」近くであわや遭難?って、 ドジすぎるやろ ^_^;

  観光としての3日目、「全州」の話題へと入ります。
ちょっと個人的な理由もあって更新を少し急いでますので、ちょっと慌ただしくなって申し訳ないです。

  慶州から大田へと深夜のKTXで移動しましたが、その時間は慶州発が21:58、そして大田着が23:12という、もうお子様の時間はとっくに過ぎてます。
乗り込んだKTXは今回は普通車両、乗ってる時間が短いし時間も遅いですからそうしました。
案の定、余裕の乗車状況で隣に座る人もなくのんびりできました。

  大田に到着し地下鉄に乗り換えたりして、ホテルの「東横イン」へのチェックインは0時です、事前に予定時間で知らせておいたとおりになりました。
  こんな時間に移動して、しかも慶州では迷い歩きましたからねえ、ただでさえドン臭いおいらの頭に拍車がかかり、初っ端の話題の「ホテルにバウチャーを忘れた」ってことになってしまったわけです。

  翌朝、いよいよ観光3日目の「全州」へと向かいます。
大田の地下鉄の「五龍駅」、ここまでは順調なんですけどね、いつもやらかすのはこの後です。
「またやっちまた」 出口を間違えて再び戻り、再度「五龍駅」から歩き直してやっと「西大田」の駅だよ、ここでいつもやっちまうんだよね。

  「西大田」を9:08発、「全州」には10:15着というKTXです。
これも短時間の乗車ということで普通車にしましたが、思ったほどの乗車率ではなくてやはり隣に人はなく、気を遣うこともありませんでした。
普通車両にしては以前よりもゆったりした感があると思ったら、「KTX山川」だったんですね、トラブル続出だった韓国産の高速列車です。

  そうして、最初の「バウチャー忘れ事件」ということになって、それも観光案内所のおかげさまで解決し、やっとこさ「全州」の観光が本格的に始まりました。


  さあて初めての「全州」です。
どこから行こうって言うまでもなく、お世話になった観光案内所の目の前にある「梧木台(オモクテ=オモッテ)」から。

  木で築かれた階段を上がって行きますが、目に飛び込んでくるのはまだ秋の名残りの紅葉ですよ。
もう諦めてましたからね、これはちょっとばかり嬉しかったです。
そんな「梧木台」を、できるだけ名残りの紅葉が入るように写真を何枚か撮って、向かうは道路向こうの「梨木台(イモクテ)」
誰にゆかりの史跡か?とかそんなこたあ考えちゃあいません。
ただ観光地図に載っているから行ってみようと思っただけです、おいらの頭には韓国時代劇しかありませんからね、最近では史跡類はその後からおまけとしてくっついてくる(笑)

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  「梧木台」側から陸橋を渡り、道路を下に見ながら対面へと移動しますが、どうやらここでもやらかしちまったらしい。
陸橋を渡ってから通路が開けている右側に歩いて行ったのですが、急な斜面に貧しい家々が建ち並んでいます。
その風景といったらドラマの「エデンの東」で見たのとまるっきり同じです。
山の斜面を上手に利用して家々が並んでいる中を、「つ・辛い!」凄い斜面ですから息切れが激しくなってきます。
  こんなところを毎日の生活で利用してる人たちがいるわけで、「これからは部屋の中もバリヤフリーだよね」なんて考えているおいらには到底生活できそうもありません(汗)

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  とうとう建ち並ぶ家の終点まで登ったのですが、「梨木台」への観光ルートではない場所に入り込んだようです。
「でもこの山の上のはずだから」と、左斜面の道なのかわからないような場所を木に掴まりながら登ります。
どうやらその山はブナ科の木々が生い茂る山らしく、落ち葉とどんぐりの海になってます。
  
  「道も無い! こりゃ方角すらわかんねえよ、さっき来た場所を戻るしかないな」
と歩き出した瞬間に、落ち葉の斜面で滑った!
    ズズズーッ とまるで落ち葉スキーだよってな具合で2メートルほど滑り落ちた。

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  頭の中で日本の新聞のこんな記事が浮かびます…
   「日本人観光客、韓国の有名観光地「全州」の小高い山で遭難』
こんなちゃっちい丘のような山で遭難したらいい笑い者だよ、ってんで必死こいてよじ登って、来た方角へと戻ったつもりが違う方向みたい。
それまで気付かなかったが、あたりの至る所に〝有刺鉄線〟だらけ。
  「なんちゅう山やねん、ここ!」 急に怖くなってきた、遠くを見たら朽ち果てた楼閣のような廃墟が見える。
  「気味が悪い」[がく~(落胆した顔)]
登ってきた道はどこ? 探したらやっとわかった。
自分は道のような場所を登ってきたつもりだったのに、上から見ると窪地になった一種の崖のようにも見えるところを登って来ていたらしい。

  なんとか大きな穴のような窪地を気を付け気を付けしながら下りて、やっとこささっきの「エデンの東」の家の道に戻ることができました。

  そして、行きの陸橋のところへ戻りついた自分、「今度は反対の方に行ってみる?」
   「もういやや! そこまでしてそんな史跡見とうない!、成均館だよ成均館!」ということで、遭難を免れた(?)自分は「全州郷校」へと向かったのでありました[わーい(嬉しい顔)] 

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『梧木台(オモクテ)』は初めの2.30ぐらいまでです。


 

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