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【韓ドラ雑記】 うまく繋がるよね、「トンイ」と「イ・サン」~トンイが救ったソンヨンと息子のヒャン

  たまたま別のことで過去の「イ・サン」を少しばかり見直す機会がありました。
過去とは言っても、自分の中では過去のドラマなのですが、NHKのデジタルでは現在進行形のドラマですから、始めて視聴されている方も多くみえて、改めてファンになった方もみえるかと思います。
それを裏付けるのが、我がこのブログです、もう1年も前に書いた「ソンヨンの墓」なんていう記事へのアクセスが途切れないのですから。

  ちょうど日曜の夜の放送では、お爺ちゃん王の「英祖」が亡くなった頃をやっているようなのですが、たまたまその「英祖」が亡くなったシーンを再び見る機会がありました。

  「イ・サン」でのお爺ちゃん「英祖」が、「トンイ」の息子であるクムの晩年の姿だっていうのは、まあ今更とりあげて書く必要もないくらいの周知のことです。
ドラマの順番としては逆になっていたらより解り易かったんでしょうが、たまたま逆になっていて、「イ・サン」が2007-8年のドラマで、「トンイ」が2010年に放送のドラマということになってしまい、「トンイ」の息子がお爺ちゃんになってしまった頃からを見ることになってしまいました。
ですから、「イ・サン」を見ている頃には別段気にすることもなく見過ごしていたシーンも、「トンイ」を見ながら改めて「イ・サン」を見ると、『これってトンイのことだよ』なんていうシーンにも遭遇することになります。

  「イ・サン」で、英祖が最期を迎えるシーンがそれです。
思悼世子(サドセジャ)の肖像画を描いてくれたソンヨンに、英祖がこれからもサンの力になってやってくれと、指輪を贈りますが、それが母親である「淑嬪崔氏(スッピンチェシ)」の形見である指輪でした。
言うまでもなく、英祖の母親である「淑嬪崔氏」というのが「トンイ」のことですから、〝トンイの形見〟ということになるわけです。

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  この「トンイの形見の指輪」が後の72話だかで、このソンヨンとソンヨンの息子のヒャンを救うことになりましたよね。
身分の低いソンヨンの息子を世子にするなんてとんでもないという、重臣達の反対を押しのけて世子に冊封できたのがこの指輪のおかげでした。
英祖が大事な母の形見を贈って認めていたソンヨン、そしてそのソンヨンの子を認めなければ、先王の意思をないがしろにすることになるわけですから。

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  この「イ・サン」の放送中に、「トンイ」の構想があったのかどうかなんて知りませんが、うまく繋がってくるわけですよ。
ムスリという奴婢の身分だったトンイの指輪が、後のひ孫の側室となった同じく身分の低いソンヨンとその息子を救う、言ってみればトンイ自身と英祖の関係そのものです、低い身分の女とその息子という点で。

  身分の低いトンイと、その身分の低い母から生まれた息子のクム(後の英祖)が、後に同じ身分の低いソンヨンとその息子のヒャンを救うことになったなんて、両方のドラマを見ていたからこそ投影される繋がり、あまりにうまくできすぎですよ、イ・ビョンフンさん!(笑)
まさか二年後に放送されるドラマと意図して繋げたなんてことはないんでしょうが、身分の低い女性とその息子という構図は「イ・サン」の中であったのかもしれません、それが後のドラマ「トンイ」の人間性や構図にぴったりはまっちゃったよ、ってことなんだろうな[わーい(嬉しい顔)]

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