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「鉄の王 キム・スロ」の撮影地に、 『美室(ミシル) の宮殿』 が仲間入り!

  早や終了していくほど? そんなに間はないのに、見られなくなったら人間の記憶なんて遠のくばかり、今や「懐かしいー」って思える「善徳(ソンドク)女王」。

  ところで、今週は「推奴(チュノ)」の放送は休みなんですよねぇ、だからいつもは録画してあるのしか見ないBSフジの方の「鉄の王 キム・スロ」を、リアルタイムで見てました。
「キム・スロ」って扱ってる素材的には凄くいいんですよ、時代はあの朱蒙(チュモン)の孫のムヒュルと同時期のドラマということで、1世紀の朝鮮半島北でのドラマが「風の国」、そして南でのドラマがこの「キム・スロ」ということになります。

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  新羅の「善徳女王」でさえ、珍しい時代背景のドラマだったのに、こちらの「キム・スロ」はもっと珍しい。
当時の朝鮮半島では遅れに遅れていた南の地域を扱っているドラマなんですから。
その朝鮮半島の南に存在したという伽耶(カヤ)国が舞台となっています、伽耶(カヤ)、聞いたことありますね?、あの善徳さんの片腕だったキム・ユシンさんを生んだ国です。
その伽耶(カヤ)国の最初の王となったのが主人公のスロという設定で、言ってみればユシンさんのご先祖たちのドラマということです。

  そして、日本では「日本史」にも登場していた「任那(みまな)」と言った方が、我々世代には解りやすくなるわけなんですが、その日本と任那を結びつけていたものが、鉄だったと言います。
まだ日本では存在しなかった鉄を手に入れるために交流を持っていたのが、朝鮮半島の小国だった任那ということです。
実際には任那は小国連合体のひとつだったとも言われていますが、歴史が物語るとおりの「鉄の国」を題材にしている点で、とっても展開的には楽しみになってきています。

  そんな古くから日本との交流もあった地域が舞台の歴史ドラマなんですが、今日の19話では「斯盧(サロ)国」なる国が登場しました。
キム・スロの愛した女性がこの「斯盧国」の王女でもあり、憎たらしいソク・タレという男が逃げ込んだ国でもありますが、自分はこのソク・タレが「クソ・タレ」になってしまって仕方がないんですよね。

  そんなことはどうでもいいですが、このドラマの中の、「斯盧(サロ)国」の宮殿として登場したのが、ここなんですよーー!
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  懐かしいですよねえ、見たことありますよね?

  そうです、そうなんです、かつて「善徳女王」の前半ではよく登場してました。
今やとっても懐かしい存在となってしまった「善徳女王」の「美室(ミシル)宮殿」だったのです。
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しかも、「善徳女王」では見られなかった、宮殿内部からの撮影もされているんです。
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  この「キム・スロ」というドラマは、伽耶(カヤ)の実在していた地域が、全面的に協力体制を作って撮影に手を貸したといいます。
そんなわけで、金海(キメ)市、馬山(マサン)市などが主な撮影地になっているので、知っている場所はそんなには登場しなくって、主たる撮影場所は金海市の「伽耶歴史テーマパーク」ということになっています。
  ですから、突然にこの宮殿が現れてちょっとびっくりしたわけなんですが、ここが撮影に使われるのもあながち歴史的に見て無関係ではないようです。

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  「美室宮殿」といったら慶州、その名も「新羅ミレニアムパーク」に存在する建物です。
たかがドラマの撮影地と言っても、本当によく考えてあるじゃないですか、『斯盧(サロ)国』とは『新羅』の前身の国なんです、っていうことは、慶州にある『新羅ミレニアムパーク』が登場するというのは、地域的、歴史的にぴったんこカンカンな場所なんですよ。
そして、現在スロ達のいる場所と違って、ずっと栄えて進んでいた国ですから、丸太組の屋敷が中心の舞台場面に、突然に美しい宮殿のある国として登場しても、まあさほど間違ってはいないかもしれないですが、なにしろ1世紀の神話ですから。

  とにかく、思わぬドラマで再会できた「新羅ミレニアムパーク」の『美室宮殿』、「鉄の王 キム・スロ」ファンにとっては、金海市、馬山市 以外での行き易い撮影地の仲間入りをしたということでご紹介しておきます。


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