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“やっと王になる”記念、「鉄の王キム・スロ」のメイン撮影地を調べてみた

  やっと憎らしいシングィガンが死んで、いよいよ正式な王と認められたキム・スロ、でも、えらく簡単なシングィガンの最期で、ここまで生き延びさせた意味がないという、なんや盛り上がりに欠けます。
そしたら今度は嫁さん問題だよ、これまでもそうだけど、余計なしがらみを描きすぎてテンポが悪いよねこのドラマは。
キム・スロの扱いが、これまでの歴史もののヒーローと比べるとワクワクするようなカリスマ性に欠けるし、ってなことが視聴率の伸び悩みを生んだような気がします。
このドラマに関しては、韓国の視聴率も納得できそう、初めの頃なんてつまらなくて見てられませんでしたもんね。
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  でも、このドラマは、大きな期待を受けていたんですよ、その存在こそ次第に分かってきてはいても、これまでにクローズアップされることがなかった韓国南部の歴史、しかも「金官伽耶」なんて国は子孫のキム・ユシンのおかげで知られているだけで、鉄器文化の中心地である「伽耶」を背景にしたドラマは今まで一度も生まれてなかったのですから。
そんな「金官伽耶」にスポットを当てたドラマとして、地元の「金海(キメ)市」を始め大きく盛り上がりを見せたんでしょうが、ちょっと脚本ミスという結果になっちゃいました。

  しかしながら、この機に韓国南部の歴史を知ってもらおうということで、金海市では現在進行形で大きなプロジェクトが動いています。
そしてその中に、この「鉄の王キム・スロ」のメイン撮影地である「金海伽耶の歴史テーマパーク」の撮影セットも含まれています。
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  現在も工事中の「伽耶の歴史テーマパーク」は、17万9千m²という広大な土地に総事業費532億ウォンを投入して2009年4月に着工、そして完成予定が……またやっちゃってます、韓国特有の予定は未定を[たらーっ(汗)]
最初の予定では2011年の3月が完成予定でしたが、今年の12月とも2012年12月とも変更され、ついには今年になって大幅な変更がされて、2013年4月の完工予定だとかいう発表がされて、一大テーマパークとして全てのものがいつにお目見えするのやら……先行きがまったく読めないという、いかにも韓国らしい展開と成り果てています。

  全てが完成する頃には、日本人はこのドラマを忘れ去った後ってことになりそうですが、ドラマの撮影セットは既に公開されていたようです。
鉄を作る鍛冶工房、加耶国村祭祀長の家、集落内の様子など、それらは撮影セットとは言え伽耶の歴史と文化を一目で分かるとなかなか好評だったそうです。
  ただ、今年日本の行かれた方は入れなかったとか? 一時的な開放だったかもしれないので、確認が必要かもしれませんね。
下で紹介している画像は韓国の行かれた方のものなんですが、情報が錯綜しているようですし、完成させる気があるのか?なんていう人もあるので[たらーっ(汗)]
とにかく、こんなようなところみたいです[exclamation&question]



  2,000年近く昔の西暦42年、キム・スロが建国し、高句麗・百済・新羅の三国時代に、抜群の鉄器文化をもとに500余年の間ひっそりと歴史の花を咲かせた国、そしていつの間にやら歴史の中に忘れ去られた存在となっていた「王国伽揶」が蘇っている場所として、撮影セット以上の存在感を誇示する場所となっています。
それはさながら、2000年あまりの時空を超えて、まるでタイムマシンに乗って古代の伽耶に入るような錯覚に陥ってしまう、そんな場所として、すべての施設が完工した後も、ここはメイン施設になっていくことになるだろうと思います。

  この「金官伽耶」が、日本の歴史にも登場した「任那(みまな)」だという説がありますし、その事実はどうであれ、この地方で製造された鉄の武器などが日本で発見されているのは確かなことです。
そして反対に、日本によく似た古墳やら、糸魚川と同一のヒスイの勾玉がこの地方で発見されたりもしています。
古い時代の日本人が鉄の武器を入手するために、この地方への人的な武力援助などという交流を持っていたのは間違いがないことのようです。
もしかしたら日本の遥か祖先たちも、このセットのような場所や建物を目にし、共に生活をしていたのかもしれません。

   金海市ホームページ http://japan.gimhae.go.kr/main/ 
   金海市文化観光サイト http://tour.gimhae.go.kr/jap/

  アクセス情報は見当たりませんが、「金海天文台」の近くとのことなので、「金海天文台」へのアクセスを載せておきます。ただし、興味があって行きたい方は、現在の状況等を「観光案内」電話などで事前確認されることをお勧めします。
    1) 亀浦行きの汽車を利用
    2) 「亀浦駅」を出て陸橋を渡り、金海 仁済大行きのバス(8、8-1、128-1番)で仁済大学まで(約30分所要)
    3) 仁済大学からタクシーを利用して天文台駐車場まで行きます(約10分所要)

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