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いよいよ「板門店」 北朝鮮側の「板門閣」に不気味な〝二つの目〟

 「キャンプ・ボニパス」での兵士君とともに記念撮影を終えた一行は、建物内へと入ります。
ここでトイレだの服装検査を兼ねたブリーフィングやら、朝鮮戦争や「板門店」の歴史などのスライドを見たりします。

  注意事項が多すぎて、えらい所へ来ちまったねえ、っていうのをひしひしと感じてくることになります。
特に、もし北朝鮮側の見学者と一緒になった場合、相手は手を振ったりして挑発したりするので、絶対に振り返すなんてことはしないだとか、北朝鮮側に対しての指差しは絶対にしてはいけないだとか、自分としてはこれが一番心配でした。
だって、みんなと一緒だから、「ホラッ あれ!」なんてつい指差したりしそうじゃないですか。

  北朝鮮側からの見学に比べると、韓国側からの見学はこのように厳しいそうですが、それはよく理解できます。
韓国側というより国連側から挑発したり、攻撃を仕掛けるなんてことはまずありませんが、相手が相手だけに何にいちゃもんを付けて攻撃してくるか分かりませんもんね、しかも民間人だからって手加減する相手ではありませんから、いろいろ厳しい決まりを作って、用心に用心を重ねるにこしたことはないわけです。

  そしてここで、「国連のお客さんだよ」っていう印のバッジとワッペンが組み合わさったようなものを受け取り、左胸に付けておきます。
ちなみにここでキャップを没収された人があります、帰りに返しますからっていうことですが、これらのことも過去の例から生まれた我々を危険から守るためのものですから、考えようによっては有り難いことだし、また違う見方をすれば、北朝鮮側がどんだけのものかっていうのが感じとれるというものです[ふらふら]

  それらのことを終えたご一行様、今度は国連が用意したバスへと乗り換えます。
ほんの少しバスが走って到着するのが、「板門店」の国連側の建物である「自由の家」です。
このツアーのパンフの表紙にもなっている楼閣造りの展望台が見えますが、現在はこの展望台は利用されていません。
昨年いろいろありましたから、何かが起きた場合、大勢の人を狭い階段を利用して非難させるというのは危険だということで、展望台からの見学は中止されています。

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そして、今回のツアーでの残念がもうひとつ、「本会議場」の中へは入れません、内部の工事中だとのことです。
そんなわけで、またひとつ〝リベンジ〟の種ができたかなと思う自分です(笑)

  「自由の家」の階段に二列に並び、いよいよ「板門店」と呼ばれる場所の見学です。
これって本当に緊張しますよ、こちらは平和でも、正面に向き合うのが「北朝鮮」ですからね、身が強張る思いです。

  順番に与えられた時間内で画像撮影(動画は禁止されていた)を中心にした見学です。
この時に、あの我々の引率の兵士が正面に立ちます、それに、サングラスをした兵士が前をウロチョロ歩いてくれます。
  ここの警備の兵士がサングラスをしているのは表情を分かりにくくし、直接に北朝鮮側の兵士と目を合わさないようにするためとか、半身を建物の影に隠して立っているのは、いかなる突然の攻撃でも素早く身を隠し守ることができるからとか、本当に国連側は守りに対して慎重です。
これも過去にいろいろあった教訓を活かした防御なんでしょうが、そう考えると恐るべし北朝鮮側と言えるんでしょう。

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  自分は気付きませんでしたが、ガイドさんが「北朝鮮兵が望遠鏡で見てますよ」と。
カメラをズームしてみると、いました、しかも自分のほぼ真正面です、
  「なんだか怖いよ!」 自分がまともに見張られている気がしてきます、自分の姿も相手からは大きく見えているはずです、「下手な動きできないぞ」[がく~(落胆した顔)]
それを見るだけでも不気味なんですが、帰ってからその画像を見てましたら、もっと不気味な存在のものを見つけました。

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  望遠鏡の兵士の左建物(板門閣)の窓です。
   徐々にズーム画像にしていきます、

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         DSCN0873-3.JPG

   「何これ!? まるで〝スターウォーズ〟だよ!」
全てにおいてとっても不気味な存在の北朝鮮側でした。

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