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過去2001年以降の韓国時代劇、最高視聴率は「太祖王建」の「聞慶セジェ」でのシーンが放送された日

  自分が初めて「聞慶(ムンギョン)」を訪れ、聞慶セジェを歩いた時には、この地で撮影されたという「太祖王建(テジョワンゴン)」なるドラマの存在は皆無でした。
ただただ「大王世宗(テワンセジョン)」が撮影されたという、「聞慶KBS撮影所」しか眼中になく訪れたものです。

  その後になって、そのKBS撮影所が築かれたいきさつなどを知って、過去の「太祖王建」というドラマを知ったのですが、重苦しく古臭いドラマだろうという、勝手な想像しか持ちませんでした、実際に観るまでは。
そして、やっと今年になってそのドラマ「太祖王建」というドラマを目にすることになったのですが、もう10年も前のドラマとは思えないほどテンポもよく、その後の韓国時代劇に大きな影響を与えたドラマなんだろうと、そう実感せざるを得ないほどで、「さすが!高視聴率番組」、その思いを強くしています。

  昨年、韓国の時代劇、いわゆる韓国史劇の過去10年間の視聴率ランキングなるものが発表されました。
1位が「チャングムの誓い」、2位が「朱蒙」、このあたりは日本でもお馴染みのドラマですから、もうもう納得の一言なのですが、次いでの第3位がなんとこの古い「太祖王建」がランクインしているのです。
このような番組がこれまで日本では放送されていなかったのが不思議な話しです。

  こうして発表された過去10年間の韓国史劇の視聴率ランキングですが、これは平均視聴率をランキング化したものなのです。
では、過去10年間の韓国史劇の視聴率のトップを獲得したのはと言うと、「チャングムの誓い」でも「朱蒙」でもなく、この「太祖王建」なんですよね。


  聞慶セジェを訪れた時に、その散策路の脇に画像入りの立て札がありました。
その文字はハングルでしたから読めはしません、だけどその中に〝KBS〟の文字を見つけた自分は、「きっとここで過去にドラマ撮影がされたのだろう」という認識しか持ちませんでした。
単にここが有名なドラマが撮影された場所なんだよという、観光地の宣伝としか受け止めなかったのです。

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  過去の韓国史劇の視聴率の1位は「『ホジュン 〜宮廷医官への道〜』」だというのは有名な話で、それに次ぐのが「太祖王建」の最高視聴率60.2%だとされています。
ところが、この2001年以降の10年間となると変わってきます、「太祖王建」がトップということになるわけです。
その、韓国史劇の10年間のトップとなったのが、120話で放送された回なのだそうです。
ただ、現在の朝に放送されているものは180話ということですから、実際の200話からすると何話目に放送されるのかちょっとわかりませんが、その回に放送されたシーンだけは分かります。

  ここまで書きゃあお解かりでしょう、あの聞慶セジェの看板にあったのが、まさにそのシーンだったのです。
そして、その過去の韓国史劇の歴代2位、しかも2001年以降のトップの視聴率を叩き出した回に放送されたシーンが、聞慶セジェで撮影されていたということだったのです。

  今になればあの聞慶セジェにあった看板のシーンがよく分かります、クンイェ(弓裔)の死と同時に、ワンゴンがとうとう国王へと上り詰めたという瞬間を描いた回が、聞慶セジェの川原で撮影され、それが高視聴率を生んだまさにその放送分だったというわけでした。

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  最初に訪れた時にはさほど気に留めることもなく、二度目に訪れた時には、それが「太祖王建」が撮影された場所だと知りちょっとばかり気になる場所となり、多分今度訪れることがあれば、きっとドラマの中での貴重な場所として隅から隅まで見て、このシーンの背景を思い浮かべながらカメラを向ける自分がいることでしょう[わーい(嬉しい顔)]



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