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【韓ドラ雑記】 「階伯」と「善徳女王」の閼川 (アルチョン)の年齢差に、納得がいかないってんで調べてみた

  閼川 (アルチョン)っていえば、ドラマ「善徳女王」のイメージが付いて回る。
あの若く冷静で凛々しく、善徳女王に人生を捧げた忠誠心の持ち主、かくいう自分もあのドラマの中での登場人物の中ではお気に入りだった人物像だ。
  歴史の上でも、晩年には高齢を理由に金春秋や金庾信に全てを委ね、表舞台からは姿を消したという幻の英雄的な生き様がとっても興味を惹く。
それが「善徳女王」のドラマの中の人物像と重なってしまうのは、自分だけではないと思う。

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  そして現在放送中のドラマ「階伯(ケベク)」も、あの「善徳女王」の続きのような時代背景を百済側から描いているのだから、当然のように敵国である新羅の人物として、金庾信(キム・ユシン)やら閼川 (アルチョン)の姿も見られるのだが、ちと違う、いやかなり違う、その映像の中の人物像が…。

  あの「善徳女王」の中の凛々しい閼川 (アルチョン)はどこへ行っちまったんだよう[あせあせ(飛び散る汗)]って感じで、そのあまりのギャップに合点がいかない自分がいる。

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  「階伯」というドラマ、大人になってからは、周囲の人物を除いた主要人物がやたらとお年を召して登場してきた。
ウィジャ(義慈)なんて父親と親子には見えんぞって感じていたのだが、それもそのはずで、実際のプロフィールは同い年どころか月の差で息子のウィジャの方が年上だったんだぁ(笑)
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  でも、それ以上に信じられなかったのが新羅側の閼川 です、「この恰幅のいいオッサンがあの閼川 ?」
あの「善徳女王」での閼川 のイメージを壊してくれよります、姿もそうなら性格も悪そう。
金庾信(キム・ユシン)と閼川(アルチョン) 、あの「善徳女王」での名コンビの年齢があまりに違いすぎる気がする、しかもやたら先輩風を吹かせてやがる。

  ということで、閼川 と金庾信、そして後の百済の国王・義慈王となるウィジャや階伯(ケベク)の年齢比べをしてみることにした。

  ところが、閼川 は韓国のウィキペディア(Wikipedia)でさえ、生年や没年の記載が無く、活動時期636年 〜 654年とあるのみで、実際に生まれた年や亡くなった年が記述されてやしない。
突然に歴史上に現れ、突然に表舞台から姿を消す、って、どこまでも興味深くミステリアスな人物です。
さらに調べて別の資料を見ると、こちらには生年と没年が書いてある、577年~686年、なんとまあ109歳で亡くなっていることになる。
信じらんねえ、どこかで資料が別の人物と重なりあってしまったのではないかと、そう疑いたくもなってくる。
これをWikipediaの活動時期に照らし合わせてみると59歳から77歳まで歴史の表舞台にいたことになる。
高齢を理由に退いてますから、まあ辻褄は合わなくもないのだが…。

  とにかく、これを信じて比較してみると、
  金庾信(キム・ユシン)が595年~ 673年ということで、閼川 とは18歳の差があるということで、信じたくはないのだがドラマ「階伯」のイメージはまったくかけ離れたイメージとは言えなくもない。
昔の親子ほどの年の差があるのなら、威張って先輩風を吹かせていてもおかしくはない。
  変わって義慈王が599年~ 660年なので、22歳の差ということは、金庾信とほぼ同年代ということで、こちらもちょっとは無理はあるものの、あのドラマの中の違和感は多少緩和されてくる。
  そしてラストの階伯(ケベク)は、 612年 〜 660年ということで、閼川 とは35歳差、金庾信とは17歳の差があることになる。
そうなんだ、他の歴史上の人々が突然に年を取って登場してきたのではなく、主役のケベクがイ・ソジンさんでは中途半端だったということで、他の皆さんは歴史的にこれからの展開を考えれば、あまりかけ離れてはいないキャスティングだったということでした。
ただ主役側の人物の全てが、少年期から二段階で表現するにはちょっと違和感は拭えないのは事実ですけどね。
まあ主役が若作りから始まって50歳ちょい前に亡くなってますから、ウィジャも60歳くらいで死ぬと思えば、まあまあ許せる範囲としておきましょう(笑)

  そんなわけで、人物像は別にして、「善徳女王」での閼川 の方が実際とは異なっていたということになりそうです。
とかくミステリアスな幻の英雄ですから、まあドラマから夢をいただいたってことで、きっと若かりし頃の閼川 は、ドラマ「善徳女王」の中のような凛々しい好青年だったことでしょう…ってことで[手(チョキ)]


  話は変わってドラマ「階伯」も、先週あたりから主人公を中心とした仲間がまとまりつつあって、やっと展開が楽しみになってきました。
こちらのドラマの歴史とドラマ「善徳女王」の歴史は繋がってますから、いろんな面で比較してみると面白いかもしれないと思っています。





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