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「トンイ」オリジナルのセットで、「トンイ」の『ドラミア』を改めて実感

  少し前に「ドラミア」の思い出で、当時は「善徳女王」や「イ・サン」の撮影場所の印象の方が強く、「トンイ」の実感が無いと書きました。

  このところの「トンイ」は少し撮り貯めしてまして、59話で一連のことが一挙に解決するなんてことを知ってましたから(ネタばれを読んでました)、録画してある3話分をまとめて見て、それから引き続き59話の先日の放送分と、立て続けに見ておりました。
そうしたら「トンイ」の撮影セットを見てきた実感が無いどころか、どんどんと実感がこみ上げてきまして、今やあの『ドラミア』は「善徳女王」でも「イ・サン」でもなく、「トンイ」の『ドラミア』だという思いでいっぱいなのです。
人間というのは実に単純にできてまして、というよか、おいらがということにしておきますが、実に単純な理由でそんな心変わりをしてしまうものらしいです。

  『ドラミア』というのは撮影所のオープンセットですから、いろんな韓国時代劇でその風景は見せてくれます。
その建物のセットや街並みのセットは、映し方や飾り付けこそ変えてもやはり同じ場所だし、そのセットの役割というのは殆ど決まっています。
だから見方によって、それは「善徳女王」の世界であり、「イ・サン」の世界であり、「トンイ」の世界でもあるわけで、その人の好きなドラマのセットとして見てくれば、そのドラマの世界が広がっているということです。

  ところが、あるドラマの1シーンのためだけに、普段とはまったく違う役割の場所としてそのセットを使うこともあり、〝小道具〟などでそれらしく見せることも出てくることがあるようで、そうしたらそれは、いつも見かける『ドラミア』のそのセットではなく、そのひとつのドラマだけのための世界へと変身してしまうものだというのを知りました。


  ドラマ「善徳女王」で、ミシルが考え事をする時によく訪れていた望楼がありました。
そしてその望楼は「イ・サン」でも、そして「トンイ」の他の場面でも、町の風景を見下ろす高い場所にある〝望楼〟として使われるのが普通で、小道具で派手に飾り付けられたり、簡素な様子にしたりしてもそこは〝望楼〟なのです。
  自分ももちろん、そこを見学する時は〝ミシルの好きな場所〟という意識でしたし、一緒になったえりなーさんも「ミシルの椅子を持ってくればよかった」と口にしたほどで、自分たちは「善徳女王」の世界をそこに見ていました。

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  ところが、ミシルの椅子が置いてある「ソウルナビ」の画像を見ていたのに、そこにあるのはその場には不似合いな釣鐘や太鼓でした。
自分は思いました、「物置代わりか(?)、見学者用の演出か(?)、これじゃミシルの気分が台無しじゃん!」って。
そこは景色を楽しむ〝望楼〟の役割の場所だと思い込んでますから、そこに存在する太鼓や釣鐘がドラマの画面に登場することなんて予想もできなかったわけです。
  そこで太鼓のバチを手にして、太鼓を叩く画像を撮ってもらったりして、それはそれで楽しかったのですけどね、自分としては、ミシルの黒い椅子が並べられて、そこに座って景色を眺める、そんなことを期待してましたから、ちょっとばかり期待はずれの光景でしかなかったんです。

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  そうしたら登場しましたよね、「トンイ」の56話だったかに、その鐘や太鼓のある光景が[わーい(嬉しい顔)]
自分が叩く真似をしている太鼓の画像が、そして、「どうしてこんな物がここにあるんだろ(?)、でも一応写しとこ」と、どうでもいい気分で写した釣鐘の画像が、にわかに貴重な画像になってしまいました。

  それはなぜか?と言えば、その釣鐘や太鼓のある光景が、「トンイ」のこのシーンだけに用意されたものだからなのです。
そのシーンとはこれなのですが、

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このシーンのこの時だけは、ここは〝望楼〟ではなく〝お寺〟になっていたということで、ここがお寺の施設として登場するなんてことは、「トンイ」のこのシーンだけのことです。
つまり、どのドラマでも目にすることのない、「トンイ」のこのシーンだけのために用意された光景の中に自分たちはいたってことで、〝望楼〟として椅子やテーブルのある光景はざらに目にすることはあっても、ここに釣鐘や太鼓があるなんていう特殊な光景は、「トンイ」のこのシーンでしか見られない世界なんですよ。
  この後に撮影された「階伯」では、綺麗に飾り付けはされていますが、やはりいつもの〝望楼〟の姿に戻っていました。

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  こうして、「トンイ」だけのオリジナルの世界を体感したのですから、おいらが行って見てきた『ドラミア』は、「トンイ」の『ドラミア』だったのだと改めて実感が湧いてきたということなのです。
それに下の画像の書状の巻物だってそうです、「トンイ」のためのセットで、「トンイ」の画面に出てきた巻物を開いて、見て、画像を残してきているのですから。
  現在の『ドラミア』は自由見学もできるようになり、こういった小道具をさわれるのかは分かりませんが、まだ「トンイ」の物が残されたままになっていた『ドラミア』で、こういった体験をしてきた自分たち、ほんのちょっとラッキーだったのかもしれないし、その世界が「トンイ」でよかったー! 単細胞な自分はほんの何日かでこんなに心変わりをしてしまいました[たらーっ(汗)]

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  始まる前は「いつから始まるんだろう」と楽しみにしていた「トンイ」も残すは1話のみです。
また寂しくなってしまいそうです、やっと身近に感じられるようになってきた「トンイ」の世界が、もう今度の日曜日で見られなくなってしまいます…(T_T)

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