ドラマ「トンイ」の悪役、〝張禧嬪（ﾁｬﾝ･ﾋﾋﾞﾝ）・張希載（ﾁｬﾝ･ﾋｼﾞｪ）〟兄妹の墓

　　日曜夜のドラマ「トンイ」もいよいよ佳境に入って楽しみだぞって思っていたら、今日の放送はないんですよね。
特別のイベントかスポーツ番組でもあるのかと思いきや、別に特別枠で放送するような番組でもない。
なんでわざわざ楽しみにしているレギュラー番組を潰すんですかね？　イマイチよくわからないNHKさんです。
おいらなんて、韓国時代劇と天気予報のために(笑)受信料を１年ごとに払ってるようなものです、そんな人間の楽しみを奪うんじゃないよって、ちょっと怒っております

　　さて、冗談か本気かわからんような話はこれぐらいにして、いよいよっていうか、残念ながらというか仁顕（イニョン）王妃さんが亡くなられることになりました。
そのお墓は、「イ・サン」のソンヨンと同じ高陽市（コヤンし）にあります。
ただこちらは「西五陵」ということになりまして、このドラマ「トンイ」の王朝関係者はここに集中しています、トンイこと淑嬪 崔氏（スッピンチェシ）さん以外は。
かのにっくらしい張禧嬪（チャン・ヒビン）さんのお墓もこちらに移されたそうですから、王様、王妃様、張禧嬪と勢ぞろいしているようです、繰り返しますがトンイ以外は。
　　　韓国観光公社　　　http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TE/TE_JA_7_1_1.jsp?cid=786709

　　そんなわけで、仁顕（イニョン）王妃さんの墓を紹介したら、肅宗やらほかの方々も済んでしまうってことで、亡くなる順番に書きようがないわけです、くどいようですが、トンイ以外は(笑)

　　だったら…ということで、あまり注目されてない方のお墓について調べてみました。

　　この方が初めてドラマに登場した時には、「なんちゅう気色悪い吹き替えやねん！」と思ったものですが、今では慣れて違和感がなくなってしまいました。
主役のトンイと子役の吹き替えには、いまだに違和感を感じてしまうのですが…どうしてもアニメっぽさが拭えない

　　　　　

　　張禧嬪の兄、張希載（チャン・ヒジェ）、ご存知のようにこの方は最期は哀れな結末に終わってしまいます、よくドラマでは妹のおかげでとりたててもらった、悪知恵だけが働くとってもいやな奴として演じられてます。
でも、本来はとっても優秀な方だったようで、実力で武科に合格して元々従六品の位だったと言われます。

　　〝従六品〟ったってよくわかりませんね、では


　　この間までトンイは淑媛（スグォン）という王の後宮でしたが、その位が従四品なのですから、実力で試験によって従六品の位を与えられていたとなれば大したものです。（…と思う）
「イ・サン」のテスが最初従九品だか正九品だかから始まってましたから、従六品となりゃエリートだったんだと思います。
ところで、この人は不思議なことに生まれた年がわかっていない、だから処刑されて死んだ年しかわかっていない。
父親や妹の張禧嬪はわかっているのに、なんと不思議なことです、だから正確に何歳で死んでるのかなんてのもわかりゃしない。

　　でもね、ちゃんとお墓はあるんですよ、でも、そのお墓に本人は埋葬されていない、つまり、魂だけを祀るためのお墓なんだそうです。
遺体は西人（ソイン）派によって処分されちゃったようですから（？）
さて、そのお墓、実際には張希載だけではなく、張禧嬪の実家一族の墓らしいのですが、元々はソウルの恩平区（ウンピョンく）にあったものが、40年前にやはり張禧嬪が眠る高陽市に移されたらしいのです、これもまた不思議なことに、その墓が確認されたのがたった10年そこそこ前の2002年のことだといいます。
一族の墓をソウルから高陽市へ移すなんてことは、かなり大掛かりだったはずなのに、その墓がどこなのかがわかってなかったなんて、しかも40年前ですよ、なんらかの記録が残ってそうなものなんですけどね。
韓国ってこういった不思議がよくありますよねえ、これも不思議です(笑)

　　なんにしろ、2002年に、高陽市文化財専門委員とKBS歴史スペシャルチームによって確認されたお墓は、高陽市一山東区（コヤンしイルサンドンく）中山洞（チュンサンドン）にあるそうです。
ただし、見学が可能かどうかはわかりません、もし気になったら「韓国観光公社」か「高陽市」に問い合わせてみてください。

　　ちなみに、下の画像がその「張希載（チャン・ヒジェ）」のお墓の様子です。



　　で、こちらが張一族の誇り、「西五陵」にある「張禧嬪（チャン・ヒビン）」のお墓になります。