SSブログ

サービスの水や飴が消えちゃった 韓国産「KTX山川」

DSCN0786.JPG

  全州からソウルへ帰る「KTX」
行きはソウル駅から慶州まで乗りましたが、帰りの全羅線は「龍山」までしか行きません。

  この「全州」からのKTXも2時間を越えるということで〝特室〟を取ってありましたが、乗ってみるといつもと違います。
広くて何も無いんです。
いつものKTXだと、「ほら持ってけ!」と言わんばかりに、乗ったらすぐ目の前に飴やらイヤホンやらが置いてありました。
そしてその隣には、販売するわけではないので〝自販機〟と呼んでいいのか、とにかくボタンを押せば無料でミネラルウォーターを出してくれる、気前のいい機械があったんですけどね、すっからかんです。
その代わり?(こんな代わりはいらんのですが)に、中へ入るといろんな新聞が並べてあります。
DSCN0784.JPG
以前のやつuni_8402.jpg


  帰りに乗ったこのKTXは、韓国が自分っちで開発したと豪語している、新型の「KTX山川(サンチョン)」だったんですねえ。
なんだかんだと問題はございましたが、なんとか無事に走行を続けているようです。

DSCN0785.JPG
以前のやつKTX_Engine.jpg

  以前のKTXと車体が変わっただの、鉄道に詳しい人から見ればいろいろ変わったところはあるようですが、自分のようなせこい人間にはこのサービスが無くなったのが一番変わってしまったことです。
サブレのような菓子はどうでもいいけど、ちょっと口の中がスーッとする飴と、無料の水が無いのが、おいらにはとっても残念なことです。
あの飴を舐めながら水を飲むと口の中がさっぱりするんです、慶州へ行く時も飴を舐めながら水を飲んでと、いつものパターンで過ごしたんですが、もうそれもできなくなるのかなあ。

  そうそう、自分にとっての嬉しい変化はリクライニングです。
以前のはボタンを押しても何の変化もなくて、「まだ新しいのに故障かよ」なんて思ってましたら、ボタンを押しながらお尻を前にスライドさせなきゃいけなかったんですが、今度はボタンを押せば自然と倒れてくれる。
「そうそう、これがリクライニングというものだよ」ってのが、やっと分かっていただけたようです(笑)

  中の雰囲気も、椅子のデザインなんかも以前よりも高級感があって、いかにもちょっと高い「特室」って感じはしますけどね、とにかくタダのお水をおくれー! 口の中がスーッとする飴をおくれー!
他には何も望みません、多少のトラブルが多くったって許してあげます、水と飴さえくれれば(笑)

DSCN0783.JPG
以前のやつEFBD86E9A785EFBC86KTXE58685E983A820(2)E38396E383ADE382B0.jpg


  話はちょっと変わりますが、行きの慶州へのKTXで自分の座席の窓がこんなんでした。
          DSCN0255.JPG
    「鳥の糞をくっつけたままかよ、掃除ぐらいしとけよな」 初めはそう思いました。
でもよくよく見てみると、傷ついた窓ガラスが簡易補修してあるんですよね。
今回の「山川」は38mmの四層らしいですが、この傷が付いているのは前のですから29mmの三層らしいです。
でも新幹線の窓ガラスでもそうですけど、さわってみるとちょっとやそっとでは傷なんて付かない重厚感を感じますよね。
これだってそうです、頑丈そうなガラスです。
それにこんな傷が付くなんて、いったい何がぶち当たったんでしょうか?
   と、それよりも
走行中に何かがぶち当たってきたんだとしたら、その方が怖いよなって思う自分でした。

共通テーマ:旅行

ロケ中って遠くからでも撮禁? 全州・韓屋村で怖い顔でバッテンされちゃった

  寒い冬は苦手で、できるなら外には出たくない、今日は買い物するものもないしということで、もう一発だけ更新しておくことにします。

  「全州韓屋村」のめぼしいものは見てしまい、時間があり余るくらいになってしまいました。
無料のシャトルバスが11時頃に到着して17時頃に出発と言う、確かそんな時間配分だった気がします。
だから自分もそれくらいの余裕を持っての計画を立てたのですが、自分のような人間はもっと短くてもよかったですね。
「韓屋村」と呼ばれる地域内をいろいろ歩いてみましたが、自分の興味を惹くようなものは無かったです。
女性がしっとりと歩いて散策したり、グループなんかで体験できる施設なんかに行ったりと、そういう皆さんには時間は充分に必要なんでしょうが、自分のような代表的な史跡だけでいいやっていう、情緒を楽しむどころではない無粋な人間にはちょっと退屈な観光地でした。

  することもなく、見学したい場所も見つからず、かと言ってKTXの時間までぼんやり駅なんかで過ごす気にもならず、当ても無くあっちゃこっちゃ行ったり来たりしてました(苦笑)

  自分がこの「韓屋村」にタクシーで到着した時に、「慶基殿」の少し手前である集団を見かけました。
タクシーの中から見てもすぐに見当がつきます
     「何かのロケをしてる」って。
でもその後も何度か見かけはしても何ら気にかけることもなかったんです。

    DSCN0778.JPG

  確か樹齢が600年という全州崔氏の銀杏の木がある、その家屋から伸びた観光用にきれいに整備された道を歩いてましたら、そのロケ隊もこちらに移動してきてました。
それまでは韓国の俳優さんだかリポーターだか、ドラマだか紀行番組だか、全く興味なんて無かったのが、身近に人だかりがしている場所を通り過ぎるとなると、急になんか見ておかないと損をするような気分になってくる。
人間の心理って面白いですよねえ、一種の集団心理ってやつなんでしょう、みんなが見てるから有名人かもしれないし、見といて損はないでしょうってやつです。

  ですから立ち止まって見てみることにしました(笑)

  白人の男性と韓国の女性のツーショットを、この韓屋村の風景をバックに撮っているって感じです。
その白人も女性も知りません、だいたいが俳優さんなんだかってことすら知らないわけですから。
ところがです、もう自分の韓国旅行はこのブログとともにある、そんな感じになってきている自分ですから、ブログネタに写真の1枚も撮っとくかとなったんですね。
  遠くからだし人ごみの頭を避けた隙間からだし、しかもその被写体の人物は歩いているシーンの撮影だからだんだん移動してるしってことで、まったくろくな画像なんて撮れやしません。
自分としてはそれでもいいんです、全州でこんな撮影にでくわしましたよってことだけで。

  そうしたら、おいらみたいな野次馬を整理するスタッフらしき人物が、シャッターを押した途端に見つけて怖い顔して腕でバッテンです。
ああいう観光地のメインストリートで、見てくださいと言わんばかりの目立つ場所でも、写真撮影はいけないものなんですねえ、シャッター音なんて聞こえようもない遠い場所からでも。
初めて知りましたがそういうもんなんですか?

  でもどのみちここは日本だし、ピンボケ画像だし、かろうじてピントも合ったのは、木が上手にモザイクみたいに目線隠しをしてくれてるし(笑)、大丈夫でしょう。
黒い目隠しを入れたのがそのスタッフのあんちゃんです。

  みなさーん、12月1日の全州の韓屋村でこんな撮影をしとりましたでえー! [わーい(嬉しい顔)]

DSCN0777.JPG
DSCN0779.JPGDSCN0780.JPG

共通テーマ:旅行

渡るに渡れない、全州の道路! 見学をやめた「客舎」

  聖堂という韓国で築かれた西洋美に魅了されてしまった自分ですが、今度はまたまた韓国伝統の美に出会いに行くことにします。

  「殿洞聖堂(チョンドンソンダン)」を出て左に向かうと交差点があり、それを渡ればすぐの場所に存在するのが.「豊南門(プンナムムン)」です。

  韓国のあちこちにこういった大きな門はありますが、他の門に比べると美しさも兼ね備えているといった印象です。
ただ場所が市場街の出入り口のようなところですから、またここも車がいっぱい停めてあるは、行き交う車は多いはということで、のんびり立ち止まって…なんていう雰囲気ではありません。
やっぱりどうせ写真を撮るのなら全景を撮りたいですから、めいっぱい後退して停めてある車の間から撮ります。
ところが、この門の半円になった石垣側は道路になってますから、行き交う車が途切れたところを狙うのですが、よく通ります車が。
皆さん普通の生活をしているわけですから、観光客のために停まってくれるわけがないですから、根気よくシャッターチャンスを待ちましょう(笑)

DSCN0764.JPG

  韓国のこういう大きな門って、みんな道路に囲まれた一角にありますよね、観光客泣かせです[ふらふら]
  この門って不思議で、半円の石垣の中に解説が書かれた案内板のようなのがあって、普通には行けそうもない忘れ去られたような場所に存在しています。

DSCN0766.JPG

  表側は多少は開けた感じにはなってますが、扉は固く閉ざされていて見学するような雰囲気にはないので、外見だけを楽しむだけっていうような存在ですね。
でもまあ華麗な形をした門ですから、外見が見られれば充分でしょう。

  そして地図によれば、この「豊南門」を北にまっすぐ向かえば「客舎」なるものがあるらしいということで、せっせこ歩いて行ってみることにする。
その道すがらはなんの変哲もない街並み、本当に韓屋? 本当にこっちであってる?という雰囲気の中でっかい道路にぶち当たる。

  その道路の向こう側に「客舎」は存在していた。
でも自分の画像にその「客舎」なる史跡は無い。
実はあった1枚だけ、行き交う車で隠されたような「客舎」の画像が…でも消した、車しか目立たないような画像は要らないってことで。

  その道路ったらもの凄く車の往来が激しい、ところが、「客舎」に行くにはその道路を渡らなくてはいけない。
大きな横断歩道はあるのだが、そこに信号機は無い。
他人様の画像をお借りしたが、こんな感じになっている。

        a0094449_1384350.jpg

  この画像ではのんびり渡れそうな雰囲気だが、自分が訪れた時には猛スピードの車がひっきりなしで、歩行者のために停まってくれるなんて様子ではなく、地元の人が渡れずオタオタしている。
あの、車の合間をついてどんな道でも思いっきりよく渡る韓国人がもたついているのに、この歩行者優先に慣れきっているおいらが、合間をついて渡れるはずがない。
途中でもたついたりして「こんな韓国の道路でなんか死にたきゃない!」
そんなわけでやめた。 ちなみに自分が見ている間にその横断歩道を渡りきった人はいない[がく~(落胆した顔)]

  遠回りして信号のあるところを渡って行き着くことも考えましたが、そこまでして行って見学するようなものでもないだろうってことでスッパリ諦めました。
そりゃね、その「客舎」なる史跡でドラマの、しかも〝トンイ〟なんかが撮影されてたっていうんだったら行ったかもしれませんけどね(笑)

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『豊南門(プンナムムン)』は7.10~7.45くらいの30秒くらいです。



共通テーマ:旅行

荘厳さと華麗さが同居するすばらしい場所 全州韓屋村 『殿洞聖堂』

  「慶基殿」で韓国の伝統美、日本の美とも共通するような散策空間を満喫した後は、斜めお向かいの「殿洞聖堂(チョンドンソンダン)」へという、この全州の韓屋村ではお決まりのコースをとります。

  「慶基殿」からも見えるため、韓国美と西洋美が交差するような、なんとも言えない雰囲気を味わうこともできます。

DSCN0697.JPG

  ところが、現在は左半分は工事中で、本来は左半分はどんな姿をしているのかなんて窺い知ることができない。
そんな工事の影響なんでしょうが、遠くから見える聖堂の前も駐車された車で埋め尽くされています。
相当、かなり、もの凄く、超超 がっかりです。

  この「殿洞聖堂」はグーッ!と首を上に向けないとてっぺんまで見えないような建築物ですから、その全景をカメラに収めるのも大変なんですが、車が邪魔していてなかなか光の加減とマッチした位置で撮れない。
車と車の間に入り込んで写真を撮ろうとしても、条件が限られてしまってうまくいかなくて、暗い画像しか撮れない。

  「ちょっと時間をおいてみるか」ということで、周囲にいくつかある像を順番に撮影していくことにした。
キリスト、マリアなどいくつかの像があるが、どれも何か心を揺さぶられるものがある。

  自分は、というよりも先祖から仏教なのですが、個人的には宗教の中ではキリスト教に好感を持っていまして、叔母がクリスチャンなのでお願いして、聖書なるものも譲ってもらったことがあります。
結果的には厚すぎて読みきれずに、今も書棚の肥やしになってしまってますが[ふらふら]
  
  とにかく聖堂の周囲にある像の姿に圧倒されっぱなしで、中でもお気に入りがこの「マリア像」です。
なんてやさしい顔なんだろうって、子供を慈しむ雰囲気が迫ってくるようなやさしい微笑みです。

DSCN0743.JPG

  そんなこんなしていましたら、車が2台も出ていくのが見えます。
「今のうちだ」 このチャンスを逃せばまた別の車が入ってくるのは明らかですからね。
おかげさんでいろんな角度からの聖堂の姿を捉えることができました。
  
  改めて見る聖堂の姿、すばらしいですねえ!
なんでも、ビザンティン様式とロマネスク様式を折衷させたデザインになっている、カトリック系の聖堂だと言いますが、重厚であり荘厳であり華麗でありっていう、なかなか難しい取り合わせを見事に調和させているっていうか、建築家でもデザインの勉強をしているわけではないので、どんな表現をしたらいいのか分かりませんが、とにかく〝建築美〟ってこういう建物のことを言うんだろうなあって感じです。

  建てられたのが1914年といいますから、あまり古いものではないようですが、それでも感動ものですね、この姿は…

  「中へは入れないのかな? 中の画像を目にしたことがあるけど…」などと思ってましたら、カップルが閉まっている扉を開けて入るのが見えました。
だから自分もそれについて中に入ってみましたら、なんとまあ中には祭壇に向かってお祈りを捧げてみえる方が何人かみえるじゃないですか。
誰が出入りしようが、静かな中でカメラのシャッター音がしようが、微動だにすることなく手を組んでお祈りを捧げてみえます。
  そんな中で自分もちょっと気が引けはしましたが、シャッター音を響かせてきました。
だってシャッターを押すしかないでしょう、この美しい中の様子を目にしたら。

  教会の内部を見るのは初めてではありませんし、厳かな雰囲気のある教会はいくつか見たことがあります。
だけど、「なんてきれいなんだ!」 美しさに目を惹かれる教会はそうそうはないと思いますが…どうでしょう? えりなーさん?
荘厳さと華麗さって同居できるんだぁ!ってそんな感想です。
とりわけ、画像ではうまく捉えることはできませんが、祭壇奥にあるステンドグラスの美しさといったらなかったです。
さすがに皆さんが熱心にお祈りを捧げる中、ヅカヅカと奥まで行って写真を撮るなんていう、そんな無粋なことはできませんから、身近にある横のステンドグラスだけで我慢しておきました。
  今回これも初めて知ったのですが、ステンドグラスの窓って、外からの光でしか美しく見えないんですね、外側から見たらなんの変哲も無い窓でしかないんだってのを、今更ながら知ったという無知な自分でした。

DSCN0746.JPGDSCN0748.JPG

  敷地自体は工事中で教会の雰囲気はぶち壊しでしたが、この聖堂に関しては、すばらしいの一言しか出てきませんでした。
韓屋村という韓国の伝統の様式の中にあって、ともすれば不似合いな西洋美なのですが、うまくその中に溶け込んでいるっていうか、いえいえ、自分としたら、この聖堂あってこその「全州韓屋村」でしょうって感じですかね。

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『殿洞聖堂(チョンドンソンダン)』は7.45~ラストまでです。


共通テーマ:旅行

最高の散策空間、ドラマ「宮(クン)」の撮影地でもある全州『慶基殿』

  いっくら何でもぶっ飛ばしすぎですか?
今日の更新はとりあえずここまでってことにしますので、どうか疲れたなんて見捨てないでついてきてくださいね。

  「梧木台(オモクテ)キル」で紅葉を楽しんだ後は、また再び「梧木台」へ戻ります。
先に急ぎすぎてしまって、上からの全州の街並みとか見てませんから、散策路のように木組みで築かれた通路をのんびり歩くことにしました。

  展望台のようにした場所が所々にあって、カメラポイントのようにマークが付いてますから、そこから韓屋村の街並みを写します。
やはり上からの風景はいい、下の喧騒が嘘のように穏やかな〝甍(いらか)の波〟といったところです。
この街は歩くよりもこうして眺める方がいい、そんな風に思う自分でした。

DSCN0672.JPG


  でも現実はここから降りて行って歩かなきゃ。

  そして次の見学地は一番最初にタクシーを降りた「慶基殿(キョンギジョン)」です。
余談ですが、この「慶基殿」のハングルで書かれたものを翻訳すると〝競技場〟になってしまうんですよ、初めはなんでこんなところに競技場なんだって思いましたけどね。

  この「慶基殿」、あの長い李氏朝鮮王朝を築いた始祖である、「李成桂(イ・ソンゲ)」さんの肖像画を奉るために築かれた場所で、正殿(チョンジョン)の扉が開かれた中にかすかな姿を見ることができます。
何かを読んだら写真撮影は禁止だとか、芝は踏み荒らすななんて書いてありましたが、きっと以前は直前まで行けたからなんでしょうね、今は途中で先へは行けませんから、そんな禁止事項はありません。
それに撮影禁止もマークを探しても無いようだし、先にみえた韓国人が携帯で写してたのでOKってことですね、自分も写してきました。
今回自分は、安物だけどズームだけは36倍というカメラに替えまして、ここぞとばかりにズームッ!と狙ってみましたが、上手に薄暗くなってます(笑) あれはおいらの手におえるしろもんじゃありませんでした、携帯に負けてたらどないしょ[ふらふら]

      DSCN0685.JPG
        
  この「慶基殿」の周囲をぐるりと回ってみましたが、いいですねえ、ここ。
さすがにドラマ「宮(クン)」の裏庭として撮影に使われただけのことはあります。
自分はそのドラマは見てませんが、夢中になったというガリィママさん、自分の画像の中に「宮」で見た風景はありましたか? あったらまたの機会にメールででも教えてくださいね。 (超個人的ですみません)

   DSCN0688.JPG
        DSCN0692.JPG 
DSCN0691.JPG      

  ここにはまた、付属の施設として「伝統家屋展示」と「御真(オジン)博物館」なんてのがありまして、あの「イ・サン」こと「正祖王」やお爺ちゃんの「英祖王」、そして「世宗王」、はたまたドラマ「済衆院」の王様「純宗王」なんていう、ドラマでお馴染みの国王さんの肖像画が、それぞれの輿の中に展示されています。
英祖王なんてドラマ「イ・サン」の英祖役をやったイ・スンジェとよく似てました(笑)
ここは受付の女性が日本語が話せますから、「撮影はいいですか?」とお聞きしたところ、ノーフラッシュなら大丈夫ということでした。
ところがおいらの画像ったら、肝心な正祖さんがピンボケでやんの、やっぱ1枚ずつチェックすべきですねえ[ふらふら]

イ・サンの爺ちゃん「英祖」 イ・スンジェの雰囲気ありませんか?
DSCN0722.JPG

おまけで「太祖」 正殿の中のレプリカと博物館の本物
DSCN0686.JPGDSCN0719.JPG 

  太祖である「李成桂」の肖像画を奉るためだけの場所ってのには、まったく興味はありませんが、静かな散策ができる憩いの空間としては、最高の場所なんじゃないでしょうか、ここ好きだな、二度目も来るなんてことはありえないでしょうが、韓国での印象に残る場所のひとつにはなりそうです。

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『慶基殿(キョンギジョン)』は2.30~6.34ぐらいまでです。


共通テーマ:旅行

「トキメキ☆成均館スキャンダル」 の 『全州郷校』

  遭難(?)しかけたおいらは切り替えも早い!
陸橋を渡り直して「梧木台(オモクテ)」側から降りて、道路ずたいに向かうは「全州郷校(チョンジュヒャンギョ)」

  ミシュランの三ッ星に選ばれた「全州」ですから、一度は訪れたいと前々から思っていた自分です、その中でもやはりドラマの撮影地となった「全州郷校」は格別です。
山の斜面を歩き疲れた足も自然と足取りが軽く(?)はなりませんが、ちょっとばかり足早にはなっていたようです[わーい(嬉しい顔)]

  到着ですよ「全州郷校」
ところがまあ、入り口となる「萬化楼」の右にも左にも車です。
韓国ってこれが嫌なんですよね、せっかく古き良き時代の史跡ってえか、自分の場合はドラマの舞台なんですけどね、見にきても決まってあっちこっちに駐車されてる車が目に付く。
この「全州」は特にひどかったですねえ、どこもかしこも駐車された車だらけで、それを入れないように写真を撮るのに一苦労。
人間はね、写り込んでもどうってことはないんですよ、むしろ観光地らしい構図の画像になったりしますから。
でも自動車はいけないや、せっかくの古い風格のある建物の雰囲気をぶち壊しですからね。
ところがどうしても入ってしまいます、有名な観光地ならこのへんはもう少し配慮してもらいたいものです、入り口さえ塞がなきゃいいだろっていう問題ではないですよ[ちっ(怒った顔)]

DSCN0627.JPG

  この「全州郷校」は大きいって聞いてましたから、もっと広大な敷地にあるのかと思ったらそうでもないですね、郷校としては広いといえば広いですけど、建物が転々とあるだけですからすぐに見終わってしまいそうです。
そして、いろんなドラマシーンを思い浮かべてみるのですが、やはり画面の世界と実物では違いますから、なかなかイメージが結びつかない。
その点撮影所なんかは画面用の施設ですから、けっこうその場でのイメージは結びつけやすいってことはあります。

  今でも儒教の講義が開かれているということで、あの「明倫堂」には数人の履物がありますし、門の方には何台かの自転車が置いてありました、今も活躍し続けているという点では大した郷校です。
それはいいのですが、怖そうなおっちゃんが立っていて、見張られているような雰囲気ではしゃぐ気持ちもどこへやら、ちょっと厳粛な気持ちに切り替えて見学してきました、って、ほんとかよ~(笑)

      DSCN0645.JPG

  ドラマで出てきたのは「明倫堂」とどれよ? コロが登ってた銀杏の木はどれよ?
    「よう分からん! なんでもいいから撮っとけ!」って感じでしたが、帰ってから見直してみましたら、やたら木ばっかりだよーということになっておりました[ふらふら]


  「全州郷校」を出たら、今度はお隣の「東軒」へと行きたいところなんですが、あいにく工事中だったんですよね、大工さんがトンテンカンの真っ最中だったし、なんやらきれいな新しい木の建物ばかりで、ちょっとばかり古い趣きの「郷校」とは違う、「マッいいか」ってことで素通りして、地図を見ると「梧木台(オモクテ)キル」という通りがある。
時間もあるしということで山側を歩いてみることにしました。

      イメージ.jpg

  入り口は急な坂道のようになっているので、ちょっとばかりそこを登って行くのには覚悟がいりましたが、登ってみれば… 「来てよかったよー!」という風景が待っていました。
完全に時期はずれだからと諦めていた紅葉に、「梧木台」でも少し出会えましたが、ここはそれ以上でした。
ちょっとした地形の違いで環境が変わるんでしょうか? 見事な紅葉真っ盛りの世界に出会うことができました。

DSCN0657.JPG



共通テーマ:旅行

「全州」の「梧木台」近くであわや遭難?って、 ドジすぎるやろ ^_^;

  観光としての3日目、「全州」の話題へと入ります。
ちょっと個人的な理由もあって更新を少し急いでますので、ちょっと慌ただしくなって申し訳ないです。

  慶州から大田へと深夜のKTXで移動しましたが、その時間は慶州発が21:58、そして大田着が23:12という、もうお子様の時間はとっくに過ぎてます。
乗り込んだKTXは今回は普通車両、乗ってる時間が短いし時間も遅いですからそうしました。
案の定、余裕の乗車状況で隣に座る人もなくのんびりできました。

  大田に到着し地下鉄に乗り換えたりして、ホテルの「東横イン」へのチェックインは0時です、事前に予定時間で知らせておいたとおりになりました。
  こんな時間に移動して、しかも慶州では迷い歩きましたからねえ、ただでさえドン臭いおいらの頭に拍車がかかり、初っ端の話題の「ホテルにバウチャーを忘れた」ってことになってしまったわけです。

  翌朝、いよいよ観光3日目の「全州」へと向かいます。
大田の地下鉄の「五龍駅」、ここまでは順調なんですけどね、いつもやらかすのはこの後です。
「またやっちまた」 出口を間違えて再び戻り、再度「五龍駅」から歩き直してやっと「西大田」の駅だよ、ここでいつもやっちまうんだよね。

  「西大田」を9:08発、「全州」には10:15着というKTXです。
これも短時間の乗車ということで普通車にしましたが、思ったほどの乗車率ではなくてやはり隣に人はなく、気を遣うこともありませんでした。
普通車両にしては以前よりもゆったりした感があると思ったら、「KTX山川」だったんですね、トラブル続出だった韓国産の高速列車です。

  そうして、最初の「バウチャー忘れ事件」ということになって、それも観光案内所のおかげさまで解決し、やっとこさ「全州」の観光が本格的に始まりました。


  さあて初めての「全州」です。
どこから行こうって言うまでもなく、お世話になった観光案内所の目の前にある「梧木台(オモクテ=オモッテ)」から。

  木で築かれた階段を上がって行きますが、目に飛び込んでくるのはまだ秋の名残りの紅葉ですよ。
もう諦めてましたからね、これはちょっとばかり嬉しかったです。
そんな「梧木台」を、できるだけ名残りの紅葉が入るように写真を何枚か撮って、向かうは道路向こうの「梨木台(イモクテ)」
誰にゆかりの史跡か?とかそんなこたあ考えちゃあいません。
ただ観光地図に載っているから行ってみようと思っただけです、おいらの頭には韓国時代劇しかありませんからね、最近では史跡類はその後からおまけとしてくっついてくる(笑)

DSCN0619.JPGDSCN0618.JPG
DSCN0663.JPG

  「梧木台」側から陸橋を渡り、道路を下に見ながら対面へと移動しますが、どうやらここでもやらかしちまったらしい。
陸橋を渡ってから通路が開けている右側に歩いて行ったのですが、急な斜面に貧しい家々が建ち並んでいます。
その風景といったらドラマの「エデンの東」で見たのとまるっきり同じです。
山の斜面を上手に利用して家々が並んでいる中を、「つ・辛い!」凄い斜面ですから息切れが激しくなってきます。
  こんなところを毎日の生活で利用してる人たちがいるわけで、「これからは部屋の中もバリヤフリーだよね」なんて考えているおいらには到底生活できそうもありません(汗)

       DSCN0666.JPG

  とうとう建ち並ぶ家の終点まで登ったのですが、「梨木台」への観光ルートではない場所に入り込んだようです。
「でもこの山の上のはずだから」と、左斜面の道なのかわからないような場所を木に掴まりながら登ります。
どうやらその山はブナ科の木々が生い茂る山らしく、落ち葉とどんぐりの海になってます。
  
  「道も無い! こりゃ方角すらわかんねえよ、さっき来た場所を戻るしかないな」
と歩き出した瞬間に、落ち葉の斜面で滑った!
    ズズズーッ とまるで落ち葉スキーだよってな具合で2メートルほど滑り落ちた。

DSCN0665.JPG

  頭の中で日本の新聞のこんな記事が浮かびます…
   「日本人観光客、韓国の有名観光地「全州」の小高い山で遭難』
こんなちゃっちい丘のような山で遭難したらいい笑い者だよ、ってんで必死こいてよじ登って、来た方角へと戻ったつもりが違う方向みたい。
それまで気付かなかったが、あたりの至る所に〝有刺鉄線〟だらけ。
  「なんちゅう山やねん、ここ!」 急に怖くなってきた、遠くを見たら朽ち果てた楼閣のような廃墟が見える。
  「気味が悪い」[がく~(落胆した顔)]
登ってきた道はどこ? 探したらやっとわかった。
自分は道のような場所を登ってきたつもりだったのに、上から見ると窪地になった一種の崖のようにも見えるところを登って来ていたらしい。

  なんとか大きな穴のような窪地を気を付け気を付けしながら下りて、やっとこささっきの「エデンの東」の家の道に戻ることができました。

  そして、行きの陸橋のところへ戻りついた自分、「今度は反対の方に行ってみる?」
   「もういやや! そこまでしてそんな史跡見とうない!、成均館だよ成均館!」ということで、遭難を免れた(?)自分は「全州郷校」へと向かったのでありました[わーい(嬉しい顔)] 

「全州」の風景をまとめていますので、4ページが同じものです。 『梧木台(オモクテ)』は初めの2.30ぐらいまでです。


 

共通テーマ:旅行

「旧ソウル駅舎」が生き返り、ホームレス様たちは地下へと潜り込む?

  観光の初日、目的であるリベンジを果たし、「聞慶セジェ」から次の「加恩オープンセット」へ移動するのですが、
     申し訳ございません _(_^_)_

  次の加恩につきましては、準備ができておりません。
この「加恩オープンセット」は、現在も放送中の「幻の王女チャミョンゴ」で、高句麗側の宮殿として登場している場所です。
ところが自分個人はあまりこのドラマに入れ込んでないものですから、チェックが終わったら録画したものを消してしまってるんです、だから最近の3話ぐらいしか残ってない中から、なんとか探し出したいと思ってはいますが、いまだに見てもいないという状態です。
  そんなわけで、聞慶への旅の午後については、最後にでもゆっくり書いてみたいと思っておりますです。

  では、観光3日目の「全州」へ行く前に、短めの話題をひとつ。

  3日目の「全州」の観光を終えてから、常設公演の「ビバッ」を観たのですが、その帰りにソウル駅のコインロッカーに預けた荷物を取りに、地下鉄1号線を一駅乗ったのはいいが、出口を間違えてしまいまして、たまたま「旧ソウル駅」の前を通ったのです。

  外へ出た自分の目に飛び込んできたのは、落ち着いた光の中に浮かび上がる「旧ソウル駅舎」の姿。
驚いたのなんのって、その駅舎の前もきれいに整備されて、誰やらの銅像なんかも立っている。

  以前の姿からは想像もできません。
現在のKTX用に新しく建てられた駅ができてからは忘れられたような存在で、昼間は抗議活動の場として、そして夜は薄暗く陰湿な雰囲気の中、ホームレス様たちの憩いの場となっていた旧駅舎前が見違えるような変貌を遂げているじゃないですか。

  以前はなんやらカメラを向けるのもはばかられるような、そんな廃墟同然の姿だった旧駅舎が、今はライトアップされた中でその姿を浮かび上がらせ、過去の活躍を誇示するかのように堂々と立っている。
以前なら、「この人こんなもの写して…」って思われそうで、なかなかカメラを向ける気にもならなかったというより、ホームレス様たちがいっぱいで、立ち止まるのさえ躊躇したものですが、今は何の躊躇いもなくカメラを向けることができます。
自分だけじゃありません、やはり観光客がカメラを向けている姿があります。

DSCN0793.JPG
DSCN0794.JPG
      DSCN0795.JPG

  この「旧ソウル駅舎」、昨年見た時は工事をしてました、そして知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない、自分はその後者の方で全く知らなかったのですが、今年の8月9日に創建当時の姿に復元されてお披露目されたんだそうです。
  後に「板門店ツアー」で車窓から見た「旧満鉄(満州鉄道)」の線路を経て、現在の北朝鮮、そして満州という中国東北部の地へと、ここを起点に大活躍していた時代の姿を甦らせたということです。
〝赤レンガ〟そして〝ドーム〟が旧東京駅を彷彿とさせます。
見方を変えれば日本統治時代の遺物とも言えなくはないのですが…。

  2004年にその役目を終えてからは、ホームレス様たちの憩いの場だったのですが、現在はその姿は殆ど見られませんでした。
では、あの方たちはどこへ行かれたのか?と申しますと、もう寒くなってきたこともあるんでしょうが、地下鉄の地下連絡通路へとお引越しをされているようです。
連絡通路がダンボールハウスのストリートとなっていまして、とっても異様な雰囲気を漂わせています。
ちょっと歩くのに勇気がいるというか、戸惑いを感じるというか、少しばかり怖いような気もしてくるのですが、ホームレスの皆様はとっても楽しそうに仲間と談笑され、傍らを行き交う我々が、反対に観察されているような気分にもさせられてしまいます。
若い男性から女性の方まで、とっても楽しそうに過ごしてみえましたよ。

  とにかく、「旧ソウル駅舎」も美しく甦り、ホームレスの皆様もお元気そうで何よりです[わーい(嬉しい顔)]

共通テーマ:旅行

リベンジ「KBS撮影所」② 「済衆院(チェジュンウォン)」 ソンナンの家の木の穴

  本来ならこれから書く記事が「リベンジ」の③となるはずだったのですが、前のページのようなわけでひとつ格上げして②になりました。

  そんなリベンジなんですが、ドラマ「済衆院」でソンナンの父、通訳官様のお屋敷として登場していたセット、このKBS撮影所内では三番目に大きいのではないかというものです。
一番は王宮、二番目はやはり王宮っぽいのに茶色で地味な割には風格あるセット、その次がこのソンナンの父親の屋敷になろうかと思います。

  ドラマで登場した時には「ここは見てきたよ、やったね」という気分でしたが、見ていくうちにここってこんなに広かったんだねってことが分かり、「あんなのあったっけ?」というものが登場してきました。

  それがこいつなんです
    無題.jpg

  「あんな木あったっけ?」って、普通はね、撮影所のセットに植わっている木なんて、記憶に無いのが当然なんですよ、それはよーーーく分かっちゃあいるんですけどね、あんな印象に残るような〝木〟を憶えていない、ちゃんと見てきていないっていうのがとても癪に障るわけです(笑)
そして、ソンナンとドヤンの手紙のやりとりで使われた木のでかい穴、「あれが見てみた~い」となるから始末に終えない(苦笑) もう恋焦がれる〝木の穴様〟です[ちっ(怒った顔)]

  というわけで、念願の〝木の穴様〟とご対面してまいりました[わーい(嬉しい顔)]

  見覚えのある建物セットの門をくぐり、真っ先に向かったのが、そうあの木です。
    「おうおう、あいてる あいてる でっかい穴だよ」
枯れた枝を落としたら虫食いの空洞になってたんでしょうね、その偶然の産物だからまた楽しい。
よく見りゃ小汚い虫食いのでっかい穴です、でもドラマで登場した穴となりゃ別格です。

     DSCN0170.JPG

  この偶然の産物を見つけて、「ドラマに使おう、内緒の手紙のやりとりなんていいんじゃない」
この小汚い木の穴からそういう発想に持っていったスタッフさん、どんな人なのかぜひ一度お目にかかりたいものです。
またいい具合に斜めに深く空いてるってのが、内緒の手紙のやりとりにはもってこいです。

DSCN0173.JPG

  そんなことを考えながら中でその木の写真を撮り、また外でその木の写真を撮り、おまけに動画のカメラを持って出てきたばかりの門をまた入っていくよ、という自分の行動を道から見ていた韓国のバカップルがいた。
自分はまた遊び心が芽生えて、この屋敷セットをずっとファン・ジョンさんの目線になって撮影することを思いついたんですけどね。
  後ろから笑い声が聞こえてきますが、こちとら日本くんだりからわざわざ来てるんだ、好きにさせてくれい!ってな気分で気にもなりません。

  そしたらそのバカップルったら、その屋敷セットに入りもせずに静かな佇まいの道を抱き合いながら歩くだけが楽しいだけの様子。
「ここはドラマや映画の撮影所だよ、それにここはあの済州院のソンナンの家だよ、なんで見ないんだ? セットを見なくてここへ何しに来てるんだ?」
  若いバカップルの気持ちはおいらには分かりません、そして奴らもこの変人の行動や気持ちなんて分からないことでしょう、(笑)

  最後にひとつ、動画の中であの池の橋を渡りますが、真ん中が少しめくれ上がってました。
そうだったんですよ、あれは岩ではなくて、撮影セットにはよくある、木で組み立てた土台の上っ面を発砲スチロール素材で塗り固めたものだったんですね。
渡る感触は明らかに木材、その踏んだ感覚は表面だけフワッて感じです。
第1話でソンナンとドヤンが走って渡りますが、きっと近くではドタッドタッって音がしていたことだと思います。
しかし離れて見る分にはわかりません、本当によくできています。
  きっと、「成均館スキャンダル」での〝泮村(パンチョン)〟への入り口の橋の欄干なんかも、こんな感じで出来あがってるんですね、だから早替わりが可能なんですね。



共通テーマ:旅行

リベンジ゙「KBS撮影所」のはずが違った、 「トキメキ☆成均館スキャンダル」の〝金縢之詞の門〟

  実を言うと、今回のこの記事は、前頁に引き続いて「リベンジ「KBS撮影所」②」というタイトルで書くつもりでした。
それで、昨年の画像を引っ張り出してきて、〝撮影中のこの役者さんの向こうに行けなかったんだよ〟という、そんな出だしにするつもりだったんです。

  そして、その向こうに見える橋が〝成均館スキャンダルの泮村(パンチョン)への橋〟だったんだよって。
だからどうしても今回は泮村への入り口の門が見たかったんだよね。
撮影中で行けなかったからさあ…などと愚痴るつもりが…
その橋をよくよく見てみれば、ちが~う、明らかに!

     2010.5++撮影地+(414).jpg

 で、よくよく考えてみますれば、「泮村(パンチョン)」への門があるはずだから橋が見えるわけがない。
ということは…、たまたま撮ってきて前頁で紹介した動画を見直してみたら、昨年の画像に写っている橋がないじゃないですか! しかも風景自体が違う。

            DSCN0189.jpg
  
  ふっと思い出しました。
あの川べりの動画を撮ってきた時に、「なんかこの土塀ってへんな場所に不自然にあるよね」
そんな違和感を感じたのを。

1.jpg2.jpg

  動画から切り抜いた画像なんですが、中途半端な土塀の築き方してませんか?
それに塀の中にある建物は、本来こんな塀に囲まれているような建物じゃないし、全然マッチしてないんですよね。

  そんなわけで行き着いた結論は…
    あの「泮村(パンチョン)への門」も「白い石橋」も、自分が訪れた5月の時点では無かった。
つまり、あの門も橋もこの「トキメキ☆成均館スキャンダル」というドラマのために造られたもの…らしい。

  ここは撮影所ですから、どんどん新しいドラマのために造り替えられていくんですよ、それをすっかり忘れてました。
いつ行っても同じだなんていう感覚でいてはいけないってことなんですねえ。
でも自分が訪れたのが昨年の5月で、この「トキメキ☆成均館スキャンダル」は8月30日からの放送です。
そんな短期間のうちに、このドラマの設定ではこれが必要となると、簡単に造り替えをしてしまうって、ドラマの世界、撮影所の世界ってもの凄いですね。
  そう考えると、白い石のアーチ橋って新しかったような気がしないでもないし、泮村への入り口の土塀や門も新しいように思えてきます。


  理解していただけましたか?
自分が「巨商 金万徳(キムマンドク)」の撮影のために見られなかったと思い込んでいた、あの「トキメキ☆成均館スキャンダル」の世界は、自分が行った時点では無かったということで、自分としてはリベンジ゙のつもりだったのに、結果的にはリベンジではなくって、新しくできたものを見に行ってきたということになるわけです。

  そしてそして、昨年にはあったものが無くなって、風景が変わっていた場所がありました。
このちょうど反対側の方にあったボロ木で造ったような建物が消えてました、ということで、昨年自分が見てきたそれらのものは、放送が終了したばかりだった「推奴(チュノ)」の世界だったようです。

もう無いんだよ、こいつら
2004E2~1.JPG20105_~4.JPG


  手の込んだお屋敷なんかのセットは早々は変わらないけれど、民家やあばら家なんてのは簡単にドラマの設定で変化してしまうということですね、これが撮影所の宿命だということです。
撮影所のセットは、旬のうちに見とかないとすぐに消えちゃいますよってことなんだ。
  そして今回も、この「トキメキ☆成均館スキャンダル」では「泮村(パンチョン)」として出ていたこの一帯も、取り壊した跡のような空き地が目立っていましたから、きっとあのドラマに出てきたいくつかの場所も既に無かったりするのかもしれません。
でもそんな中で、ユニの実家だった場所だけは確認できましたよ。

昨年(左)と今回の同じような場所なんだけど…
123.jpgDSCN0174.JPG








共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。